猿頭トリートメントVTuberがオーナーのVRChatキャバレークラブ「Casa di luce」のプレオープンに行って4人のキャストとみっちり1時間のトークをしてきました #カサデルシェ

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自身のアバターを猫から猿に着替えるためのクラウドファンディングの進捗がただいま72%のVR周りでVTuberとして活躍するMeta Quest公式アンバサダーでもある猿頭トリートメントさんがオーナーを務めるVRChatキャバレークラブ「Casa di luce(カーサ・デ・ルシェ)」のプレオープンにお誘い頂いたので行ってきました!(情報量)

会話はネットで人気のコンテンツだ

古くからテキストチャットはネットで人気のコンテンツですし、昨今はClubhouseをきっかけにTwitterにはSpaceも生まれ、ボイスチャットも立派にコンテンツとして成長しています。やっぱり会話は大事なんですよね。

昨今人気のメタバースである「VRChat」も、その名の通り、VRのChatサービスであるわけです。ゲームあり、音楽ライブあり、DJあり、いろいろなコンテンツがありますが、やはりサービスの根幹にあるのでは「チャット(会話)」であると、個人的にも強く思います。

VRChatで最初に驚いたのは、ホストクラブでした。専用の箱(ワールド)が作られ、オーナーがいてホストがいて、ジョインするのも難しい人気のコンテンツです。ホストを巡って繰り広げられるドラマチックな噂話もあったり、まさにリアル世界と一緒。

他にもスナックのようなイベントも人気で、カウンター内に陣取るママやチーママ(必ずしも女性ではない場合もある)がいて、対面でトークするスタイル。

何が面白いのって、やっぱり会話(チャット)は面白いんですよ。VRChatも社会の縮図。詳しいバックボーンを話すことはなくても、色々な人がいるなぁ、色々な人と話していると思いもかけない話が聞けて楽しいなぁ、と。

実際にお酒が出てくるわけではないですが、こちら側は勝手にリアルに呑んでいればいいわけですからね(だいたいぼくはQuest 2をかぶるときはビール片手です)。

ということで、今回はキャバレークラブを訪れたというお話です。

VRChatキャバレークラブ「Casa di luce(カーサ・デ・ルシェ)」

いちおう書いておきますと、今のところVRChatで有料のチャットコンテンツに参加したことはありません。ホストクラブをやっているのも、キャバレークラブをやっているのも、そういう場所を作ってみたい、キャストとして働いてみたいという、好奇心旺盛で率先して盛り上げることができる人たちです。

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言うなれば、時間をかけた壮大なRPGみたいなものだと思います。お金だって持ち出しでしょう。そんな、大人たちが垣間見せてくれる本気が、こっちも嬉しいし楽しいわけです。本気で参加しない手はない!

なんで猿頭トリートメントVtuberがVRChatキャバレークラブをはじめようと思ったのかは分かりませんが、もしかすると飲食店経営の憧れとか、もしかすると自分がボーイをしていたことがあるとか、そういう理由があるのかもしれません。

本人に聞けばいいかとも思いましたが、あまりそういうことを探るのも野暮かと思い、聞いていません。興味のある人は、ぜひ「Casa di luce(カーサ・デ・ルシェ)」に行って、オーナーとして働く猿頭トリートメントVtuberに質問してみることをオススメします。

VRChatキャバレークラブ訪問記

ということで、当日の様子を少しお見せしましょう。あ、大事なことなので書いておきますが、Questがあれば遊びに行けます。

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入口から続く廊下には、働くキャストのみなさんのポスターが貼られています。

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着席するとキャストの女性がやってきて、20分のトークがスタートです。20分で帰宅するのかと思いきや、20分ごとに女性が変わっていくという、いわゆるリアルキャバクラ的なシステムを採用しており、最終的に3回転して60分以上のトークを楽しむことができました。

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他のテーブルとは少しずつ離れており、声は聞こえるけれどトーク内容までは分からないという絶妙な距離感が演出されていました。

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女性と楽しく会話をしていると、急に猿頭トリートメントオーナーのだみ声で「そろそろ女性が移動します」というアナウンスが入ります。いきなり現実に引き戻されるような気分です。

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猿頭トリートメントなのに猫のアバターを着ているオーナー。本人もそれを気にしており、猫から猿に着替えるためのクラウドファンディングを実施中です。

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ソファに座ることができるのですが、いわゆるsit判定というものが隣の人と近距離に設定されており、完全に息がかかりそうなくらいの距離感にドキドキしました(今後改善されると思いますが)。

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目線をした悪いおっさんアバターみたいになっていますが、こんな感じの距離感でした。アバター越しでも真横から声が聞こえるというのはドキドキするものなんだなと思いました。

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テーブルにはビールやウイスキーが置いてあり、VRChatらしく手にとって飲み干すこともできます。

リアルアバターのほうでリアルにビールを呑んでいるんだから、ワールド内でわざわざ呑んだふりをしなくてもいいのではないかと思う人もいるかもしれませんが、この“ごっこ”というのが存外、人間の精神には影響を及ぼすものなんですよ。

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みんなで乾杯したり呑んだ“ふり”をしていると、なんとなくそんな気分になってくるのです。そのうえで、リアルワールドのほうでアルコール注入するのが至高なわけです。

「Casa di luce(カーサ・デ・ルシェ)」は昭和の由緒ある大箱のキャバレークラブを彷彿とさせるような場所でした。まさに会話を楽しむ大人の社交場。気の合う仲間と一緒に行ったら、かなり楽しいと思います。

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若い人と会話するのは難しそうだなー、というリアルおじさんも大丈夫だと思いますよ。だいたい相手が何歳かなんてのも、こちらが何歳かなんてのも分からないですしね。ただ、バリバリ昭和略してバリショーだというキャストもいたので、古いジョークを言っても通じる場合もあると思います。

VRChatの人気コンテンツが会話だとするならば、お互いに喋りたい人たちが集うキャバレーは、実にVRChatらしいコンテンツの1つなのではないかと思いました。みっちり60分間、喋り倒して、久しぶりに“会話充”になれた気がした15の夜でした。

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帰りはしっかりとお見送りタイムもありました。うん、また来ますね!

グランドオープンは2023年1月

猿頭トリートメントオーナーによると「Casa di luce(カーサ・デ・ルシェ)」の正式オープンは2023年1月を見込んでいるということです。

これは大変なjoin合戦になることが予想されますので、裏口からこっそり入れて貰えるように今のうちから耳打ちしておこうと思います(悪い顔)。

正式オープンに駆けつけたい人は、猿頭トリートメントオーナー( @Sarugashira )と「Casa Di Luce( @casa_di_luce_vr )」の公式Twitterをフォローしておくと間違いありませんね。

あと、Amazonブラックフライデーで「Quest 2」の最大10,000ポイント還元キャンペーンやってますので、ちょっと興味が出てきちゃったよという人はぜひどうぞ。

お話させて頂いた4人のキャストのみなさま、ありがとうございました!

追記:オレンジさんが動画をアップしていました。