日産自動車が2020年に新潟大学と共同で制作した、高齢ドライバーの安全走行を促進・啓発する目的で考案した「ハンドルぐるぐる体操」の体験会がメタバースのVRChatで開催されたので参加してきました!
程よく身体を動かせる「ハンドルぐるぐる体操」
日産、メタバースのインフルエンサーによる高齢ドライバー向け「ハンドルぐるぐる体操」の“体操してみた”動画を公開 〜バーチャル体験会も実施へという記事で詳細をお伝えしていますが、高齢ドライバーに限らず、運転に必要な筋力や認知力を高める効果が期待される体操です。
こちらの体操を考案するのに最も大変だったのは、認知向上を意識した構成部分とだと日産の方から伺いました。
難しすぎると覚えられないし、簡単すぎたらトレーニングにならない‥‥ということで、バランス、見せ方、音楽など総合的に検討して考案されたのが「ハンドルぐるぐる体操」です。
実際にこの「ハンドルぐるぐる体操」を体験する会は、2022年3月7日にVRChatに構築された日産のワールド「NissanCrossing」で開催されました。
体操の会場となったのは2階で、ハンドルぐるぐるで使用するハンドルも用意されていました。ハンドルの代わりにお盆や洗面器でも良いそうですが、実際に体操してみた感じだと、腕を前に伸ばしているだけでも効果あると思いました。
最初に実際の映像を見て「ハンドルぐるぐる体操」を復習。本来であれば映像を見ながらの体操を予定していたそうですが、Quest版でトラブルがあり、急遽、進行を変更。
「SXSW」VRアバターダンスコンテストのチャンピオンであるVRパフォーマーのyoikami氏が団長を務める「カソウ舞踏団」がナビゲートする形で体操が行われました(正面に立つ3体の動物アバターがカソウ舞踏団メンバー)。
急な変更にも関わらずトラブルに備え準備万端だった「カソウ舞踏団」の活躍により、体操は大盛りあがりに! みんなで掛け声をかけながら、楽しく体操をすることができました。
自分で毎週VRのパラパラに参加しているので分かるのですが、VRとダンス・体操など身体を動かすものは非常に相性が良いと思います。
どうしても人前で踊るのが恥ずかしいという人もいると思うのですが(リアルにヘタなパラパラを見られたらやっぱり恥ずかしい)、アバターだったら気にならないというのがあります。
毎朝、VRでラジオ体操をしているぴゅあ吉氏の「Questラジオ体操部」が長く続いているのもそうですが、軽くなら身体を動かしたいという人は少なくないと思うんです。
そういう観点からも、日産が「ハンドルぐるぐる体操」をメタバースの中で体験会を開いた試みというのは、非常に有意義だったのではないでしょうか。
電気自動車VR「日産アリア」も進化
会場内にある電気自動車「日産アリア」のVR版も進化していました!
扉が開いて中に乗り込めるようになっています。着座位置をコントローラーの上下でコントロールできるので、実際に座ってみたドライバーズシートを体験することができます。
「日産アリア」を体験してみたい人も、ぜひメタバースの「NissanCrossing」へどうぞ。