登場時に「おかずがウインナーだけ!?」と大いにSNSでも話題になったローソンストア100の「ウインナー弁当」が、ついにローソンでも販売開始されました(2021年10月19日より期間限定販売)。
最初は関東エリアのローソンストア100のみで発売し、好評だったことから8月には全国のローソンストア100へ展開。この度、関東エリア(一都六県)のローソンでも発売されることになったというわけです。
ローソン研究所の記事を読んだところ、どうやらローソン版は「ローソン用にアレンジ」しているらしい。となったら、やっぱりやってみたい食べ比べ。
ということで、ローソンとローソンストア100の「ウインナー弁当」を買ってきて、食べ比べてみましたよ! 何が違うんだろう!?
「ウインナー弁当」パッケージの違い
先に販売されていたローソンストア100版「ウインナー弁当」と、後から販売されることになったローソン版「ウインナー弁当」の違いは、原材料・容器などをローソン用にアレンジしていること。
なお、価格はどちらも200円(税別)で、同じ価格の中で、なおかつこれだけシンプルな構成の弁当でどれだけの違いがあるのか気になるところです。
まずは買ってきたままの状態でパッケージを比較してみます。上の赤い容器がローソンストア100版で、下の黒い容器がローソン版となります。
第一印象としては、黒い容器の方が高級感は感じられるということです。さらにローソン版は蓋がありますが、ローソンストア100版は蓋がないんですね。
ローソンストア100版は容器にラップされたような状態になっています。そのため、ラップ部分とウインナーのケチャップがくっつかないようにシートが敷いてあります。
ローソン版は蓋があります。これは一般的なローソンの弁当と同様の容器のスタイルです。
「ウインナー弁当」原材料や栄養成分の違い
興味深いのは、同じような内容の弁当なのに、レンジでチンする時間が違うのですね。
ローソンストア100版:1500W 30秒/500W 1分30秒
ローソン版:1500W 20秒/500W 1分0秒
コンビニで温めて貰うなら20秒と30秒で大差なく感じますが、持ち帰って電子レンジ500Wで温めるとなると30秒の違いがあります。これはけっこう大きな差ですが、容器の違い、食材の違いが影響しているのでしょうか。
栄養成分表示も違います。
ローソンストア100版:
熱量 447kcal、タンパク質 12.2g、脂質 18.1g、炭水化物 58.7g、食塩相当量 1.98g
ローソン版:
熱量 421kcal、タンパク質 13.5g、脂質 17.4g、炭水化物 53.3g、食塩相当量 2.24g
微妙な違いではありますが、確かに違うローソンストア100版とローソン版なのです。
工場はローソンストア100版が新潟県長岡市のミシマデリカで、ローソン版が群馬県伊勢崎市のグルメデリカです。
気になる原材料ですが、微妙な表記の違いはありますが、基本的には同じです。
ローソンストア100版:
白飯、ウインナー、スパゲティ、トマトケチャップ、黒胡麻
ローソン版:
ご飯(国産米使用)、ウインナー、味付スパゲティ、ケチャップ、ごま
これだけを見ても何かが違うのは分かりますが、何が違うのかは分かりません。やはり食べて味を確認してみるしかありません!
「ウインナー弁当」レンチン後の違い
容器が違うので、レンチン後も少しの違いがあります。蓋のありなしがケチャップに影響します。
ローソンストア100版のシートも、ケチャップがべっとりするようなものではないんですけどね。ローソン版の方が手が汚れなさそうだな、というくらいの違いです。
蓋のありなし、シートのありなしはレンチン後のケチャップの質感に微妙な違いを及ぼします。でも、容器が違うだけだよ、と言われればそう素直にそう思えるくらいによく似ています。
ただ、細かくみると違いがあることに気づきます。分かりますか?
「ウインナー弁当」ウインナーの違い
違いはここです。角度を変えてみます。
分かるでしょうか?
ローソンストア100版のウインナー。
ローソン版のウインナー。
そうなんです! ウインナーが違うんです!
ウインナーだけアップで比較すると、赤い容器のローソンストア100版がブチッと千切った感があるのに対して、ローソン版はぷっつりと絞った感のあるウインナーなのですね。
正直なところ、白飯とウインナーの下のスパゲティは味の違いは分かりませんでした。恐らくほとんど同じものなのではないかと思います。
ローソンストア100版の白飯。
ローソン版の白飯。
ただし、ウインナーは食べ比べると違いが分かりました。ローソン用の原材料のアレンジは、ウインナーに対して行われているようです。
まずはローソンストア100版のウインナーから食べてみましたが、驚いたのはラップという香りが逃げにくい仕様だったからか、開けた瞬間に燻製香が広がったんですね!
燻製香が話題になっていたので意識して嗅いだというのはあるのですが、それにしてもふわりとこんなに漂うとは思わなかったんです。
ぷちっとウインナーらしい食感のウインナーです。素朴で美味しいウインナーです。食べてると次第に燻製香は薄れていきましたが、最初の方のウインナーではしっかりと感じられました。
続いてローソン版のウインナーを食べてみました。こちらのほうがぷちっと感があるかと思ったのですが、思いのほかしっとり食感でした。
自分が人生で食べてきたお弁当のウインナーは、こちらの味です。子供の頃から食べ慣れてきたウインナーの味です。
ウインナーをカットした断面です。
左がローソンストア100版で、右がローソン版のウインナーですが、明らかに見た目が違いますよね。あくまでも見た目だけでいうとローソンストア100版は魚肉ソーセージぽく、ローソン版はハム感があります。
子供の頃から食べ慣れてきたということもあるのでしょうが、どちらのウインナーの味が好みかと言われると、ローソン版かもしれません。でも、ローソンストア100版のぷちっと感も、ウインナーとしては捨てがたいものがあります。
「ウインナー弁当」重量の違い
最後に重量の比較です。
容器に入っている状態の重量は次の通りです。
ローソンストア100版:232g
ローソン版:220g
食べ終わった後の容器の重量は次の通りです。
ローソンストア100版:10g
ローソン版:9g
つまり弁当の中身の重量は次のようになります。
ローソンストア100版:222g
ローソン版:211g
1円玉で11枚の違いです。微妙に違いますけど、少しのご飯とか、少しのスパゲティくらいの違いなんでしょうね。弁当としては200g強くらいなのでしょう。
「ウインナー弁当」食べ比べた感想
今回はあえてローソン版とローソンストア100版を食べ比べるということをしてみたのでウインナーの味の違いに気づきましたが、何も知らずに食べたら同じ「ウインナー弁当」だと思います。
あえて違いを探すならウインナーが違う‥‥くらいのものですね。どちらのウインナーも美味しいですし。
結果的に2個の「ウインナー弁当」を食べたのですが、約430gの弁当はなかなかのボリュームでした。かなり満腹です。
コンビニで弁当を選ぶ楽しさもありますが、けっこう迷うものなんですよ。だから何も考えずに「ウインナー弁当」を手にとって、後は好きなカップ麺とか、惣菜とか、Lチキとか、からあげクンと組み合わせたりするの、とってもいいんじゃないかと思います。
白飯だけだとちょっと味気ない、そんなときにもウインナーがあればハッピー。しかも5本ですよ。かなりウインナーを食べた気持ちになれますし、それで200円はお得です!
もともと卵かけご飯にケチャップたっぷりのウインナーを食べるのが小さい時からの好物なので、次回は生卵も用意しておこうと思います。
白米&ウインナーのシンプル構成は、ハードボイルドな弁当として最高だと思います!!
ごちそうさま!!!!!