HMDでログインしてアバターで戦うバトルロワイヤルゲームの仮想世界がamazarashiの新曲「境界線」MVで描かれる

Amazarashi kyokaisen mv2

amazarashiの新曲のMVが公開されたんだ。と思って何の気無しに観たら、Oculus Questのようなヘッドマウントディスプレイ(HMD)が出てくるアニメーションで、いきなり心臓をわしづかみされたような気分になりました。

TVアニメ「86-エイティシックス-」第2クールOPテーマ曲「境界線」のMVです。

最初にアバターを作成するところからはじまって「お、今風だ」と思っていたら、いきなりのHMDで一気に作品世界に引き込まれました。

Amazarashi kyokaisen mv

「境界線」という曲名からすると、現実世界と仮想世界の境目をイメージしたMVとなっているのだと思いますが、作品世界は最後の一人になるまで戦うバトルロワイヤルゲームです。

歌詞には「境界線の向こう側で」という一節がたびたび登場します。普通に考えれば「境界線の向こう側」は仮想世界、メタバースのことになるのだと思いますが、死ぬ以外にエンディングを迎えることがないことを示されると、これはもしや現実世界すらも向こう側なのでは、という気さえしてきます。

Amazarashi kyokaisen mv3

それにしても、amazazashiの楽曲はいつも何か真剣に考え込むようなテーマが埋め込まれているものなのですが、今回はHMDでログインする仮想世界が提示されており、非常に自分にとってタイムリーというかなんというか、歌声と相まって胸に迫りくるものがありました。

何度も繰り返して観てしまったのですが、現実世界と仮想世界に境界線はあるけれど、どちらも自分にとってはリアルなのだと思えました。