ど忘れには理由がある

Dr.米山の活脳塾 ど忘れには“それなりの理由”があるという記事より。

この場合、Aさんが家族のいる自宅の住所を思い出せなかったのは、ど忘れというより、別居の原因となった奥さんとのケンカなどの記憶がよみがえるのが嫌で、普段から思い出さないように抑制していたからです。

ど忘れ。みなさんもありませんか? ぼくはあります。基本的に記憶力があまり良くない方だと思います。

中学生時代、いつまでも自責の念にかられるようなデリケートかつナイーブなコグレくんは、ほとほとそんな自分が嫌になり、なんとか楽観的に生きたいと念じていました。

するとあら不思議。次々に嫌なことを忘れられるようになったのです。これは進化だ! と思う同時に、大事なことも忘れがちになり、退化だ! ということで、人類に初めて退化と進化が同時に訪れるという瞬間に遭遇したのです。

記事によれば「ど忘れ」は、

脳の記憶から消し去られたわけではありません。Aさんのケースのように、思い出したくないという潜在的な意識が働くために、思い出せないこともあるのです。時には、その思い出したくない理由さえ、分からないことがあります。

ということで、忘れたと思っているあんなことやそんなことは脳内に残っているということか。何かの拍子に、悪い出来事ばかり思い出しちゃったりするんだろうか。怖い。

でも、記憶力が悪いのは決して良いことだとも思えなくなってきたので、そろそろかつての記憶力を取り戻すように自分の内面に働きかけていきたいと思います。

ど忘れは必ず思い出せます。しかし、使わない言葉は思い出しにくくなる――、このことは忘れないようにしましょう。

やはり悪い出来事はやがて‥‥。あ、思い出さないようにすればいいのね!