米Amazon.com子会社、新検索サイト「A9.com」を開設という記事より。
米Amazon.com子会社の米A9.comは米国時間9月15日に、インターネット検索サイト「A9.com」を開設した。A9.com社が同日明らかにしたもの。同サイトでは、GoogleによるWeb/画像検索、Amazon.com社のSearch Inside The Bookによる書籍内テキスト検索など、5種類の情報源を使った検索が行える。さらに、ユーザーがこれまで実行した検索履歴や操作記録、ブックマークを保存するメモリー機能も備える。
試しに「Mac」とか検索してみると分かりますが、これはなかなか衝撃的なインターフェースですね。Gmailを初めて使ったときのような驚きを覚えました。
ユーザーは、検索画面内のボタンをクリックすることで、Web/画像(Google)、書籍テキスト(Search Inside The Book)、映画情報(Internet Movie Database)、百科事典や辞書などによる各種解説(GuruNet.com)を切り替えて検索結果を選べる。
画面右側のボタンをクリックするとことで、各種検索結果が開いたり閉じたりします。さらに、それぞれの検索結果の区切り線もドラッグして動かすことまでできます。うー、凄い。これ、日本語で使えるようになったら面白いなぁ。単に検索に留まらない、そんなA9.comに注目です。
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「検索を1段階先へと進め、われわれが求める情報を整理するという発想だ。われわれは記憶機能つきの検索エンジンを構築し、それをユーザーが自分で整理できるようにしたかった」とA9の責任者、Udi Manberはインタビューに答えてそう語った。
総合性もセールスポイントで、ウェブ検索だけでなく、オンライン百科事典も調べられるほか、書籍を探せる。検索を実行すると、検索結果だけでなく、関連書籍のリストや百科事典の記事が同時に表示されるので便利だ。それらの表示のレイアウトは、ドラッグでカスタマイズ可能。一部の書籍は本文を「立ち読み」できる。
Amazon.comのジェフ・ベソスCEOは広報資料で「多彩かつ包括的な情報源から情報を見つけ出し、その情報を効果的かつ容易に管理する上で、A9.comはユーザーに驚くほどの力を与えてくれる」とコメントしている。