現代風デザインの歴史地図サイト「れきちず」歴史が自分ごとになるような感覚が楽しい

Rekichizu 000

現代風デザインで過去の地図を閲覧できる「れきちず」というサイトがオープンしています。

「れきちず」がどういうサイトかというと、現代の人には一目で理解するのが難しい昔の絵図や古地図を、誰にでもわかりやすく馴染みのある「現代の地図デザイン」で閲覧できるようにしています。

このサイト、めっちゃいい!

現代風デザインの歴史地図サイト「れきちず」

古代から現在、未来まで一気通貫に閲覧できるウェブ地図を目標としているそうで、現在は江戸時代後期(1800〜1840年頃)を想定した地図が公開されています。

一見するとよくある地図に見えるのですが、拡大すると、現代の地図ではないことが分かります。

Rekichizu 002

品川や大森が海沿いにありますね!

モース博士が発掘した大森貝塚は知識としては知っていますが、こんなに海が目の前だったんだなぁ、と実感を伴って納得することができます。

現在は関東地方しかないのですが、それでも中山道や甲州街道、東海道など、確かに街道があったことを目から理解しやすいです。

ぼくは浦和に住んでいるので中山道は身近な存在なのですが、浦和宿があったり、それが碓氷峠まで繋がっていたり、歴史がスッと自分の身体に入ってくるような感覚を味わいました。

Rekichizu 001

浦和には今でも「大間木」や「大門」という地名は残っていますし、浦和っ子なら小学生のときに社会の授業で必ず習う「通船堀」も出てきます。なんでしょう、このワクワク感。

現代風の地図になることで、急に自分ごととして捉えられるようになった気がします。

今後のロードマップも公開されていますが、現在の地図と比較できるような機能、地図のクリックで情報表示のような機能も予定されているそうです。個人開発ということなので、じっくりと開発が進んでいくのを楽しみに待ちたいと思います。