週明けにも1株1350円で吉本興業株のTOB実施へという記事より。
吉本興業が計画する株式の非上場化をめぐり、民放各社や通信会社など約20社が出資する投資会社が、早ければ週明けにも吉本の株式公開買い付け(TOB)を実施する方針を決めたことが10日、分かった。
予てより、経営の自由度を高めるために自社株TOBで非上場化を目指していた吉本興業ですが、資金調達が難航しているとも言われていたのですが、ついにTOBが実施されることになったようです。
ネタフルでは次のようなエントリーを書いていました。
▼吉本興業「スポーツマーケティングジャパン(SMJ)」買収
▼吉本興業、自社株TOBで非上場化を目指す
金融機関からの300億円の資金調達にめどがついた。各企業が投資会社に出資する200億円と合わせ、全株取得の際に必要となる約500億円の買い付け資金に充てる。
10日の大阪証券取引所第1部での吉本株の終値は1,292円でしたが、1,350円でTOB実施されるということです。
TOB終了後に親会社となるファンドと吉本興業が合併し、新しい「吉本興業」が誕生するそうです。新たな株主は投資ファンドへの出資企業に。
投資会社への出資者は、東京の民放各社や電通、ソフトバンク、パチンコメーカーのほか、新たに大成建設、岩井証券などが分かった。
投資会社の代表はソニー前会長の出井伸之氏が就くそうです。何かが起きているのですね。
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TOBには、買収相手の資産を担保に、銀行などから資金調達するレバレッジド・バイアウト(LBO)も活用。三井住友や住友信託、みずほコーポレートの各銀行が約300億円を融資する。
吉本興業に対して株式の公開買い付け(TOB)を実施する投資ファンドが、買い付け価格を1株当たり1350円に設定する方針を決めたことが10日、分かった。