テレビで見えてる部分だけでなく「M-1グランプリ」で戦うためにに書かれているような、笑いのロジックを予め予備知識として持っていると、さらに「M-1」が楽しめそうだと思いました。
過去の例から見ても、ここで活躍をすればその後の人生を変えるといっても過言ではない大会である。もちろんこの大会に出る芸人は、それに向けて様々な努力をして挑んでいる。しかし、基本的にぼくらは、その完成されたネタしか見ることが出来ない。
サンドウィッチマンの「敗者復活」という本があるのですが、その中では「M-1」に向けた綿密な準備が綴られているのだそうです。
素人からすれば、単純に面白い/つまらないだけというか、笑わせるためのテクニックとか、どんな工夫ができるのかとか詳しく分からないでいたのすが、プロフェッショナルの裏話は興味深いです。
さらに、
ところで、漫才を学術的にも研究している芸人サンキュータツオは、こうした「M-1」のネタの変遷を自身のブログの中の「サンドウィッチマンがM-1でしたこと」や「東京ポッド許可局」第49回“手数”論の中で語っている。
という話も紹介されています。いかに「手数」を増やすか、つまり笑いどころを多くするかが現在の「M-1」の鍵を握っているのだそうです。
なるほど「手数」か‥‥。うっかり笑っているよりも、こういう視点を持って「M-1」を見られると、ぼくはより楽しめそうな気がします。
実際に動画で改めて見てみると分かりやすいです。
サッカーも漠然と見るだけでなく、システムや戦術など分かってくるとさらに楽しくなってきます。舞台裏というか、舞台のための装置というか仕掛けというか、そういうのも含めてみると何でも楽しくなりますね。
▼敗者復活