Metaが「Meta Quest 3」を急に発表しました。MR(Mixed Reality)対応とし、Quest 2から40%薄くなり、さらに次世代Snapdragonチップセットを搭載します。価格は128GBモデルが74,800円から
「Meta Quest 3」発表
2023年6月1日深夜に動画が公開されました。
Quest 2からの進化をざっくりまとめると次のようになります。
・次世代Snapdragonチップセットで性能向上(GPU 2倍)
・本体が40%薄くなる
・フルカラーパススルーによるMR
・リングのなくなるコントローラー
・Quest 2のソフトに対応
気になる価格ですが、アメリカでは128GBモデルが499ドル、日本では74,800円となっています。
決して安くはありませんが、MR機能によりゲームデバイスとしてだけでなく仕事でも使えるようになりそうで、雰囲気的にはiPhone 3G(約8万円)がリリースされたようなタイミングかな、とも思います。
「Meta Quest 3」は2023年秋の発売予定となっています。
ぼくは「Quest 2」を購入してから丸3年になるタイミングなので、買い替えを検討しようと思います。
「Meta Quest 2/Pro」もアップデート
「Meta Quest 2」と「Meta Quest Pro」のGPUとCPUのアップデートを実施することが発表されました。
「Meta Quest 2」と「Meta Quest Pro」のCPUのパフォーマンスが最大26%向上し、GPUのスピードが「Quest 2」で最大19%「Quest Pro」で最大11%向上する予定としています。
また6月4日より「Meta Quest 2」は値下げも実施されます。
128GBモデル:47,300円
256GBモデル:53,900円
Appleのヘッドセット対抗?
Appleが6月6日(日本時間6月7日)から開催するWWDC23で、AR/MRヘッドセットを発表するのはほぼ間違いありません。その直前のタイミングでMetaが「Quest 3」を発表したわけで、これは完全に意識してのことでしょう。
Appleヘッドセットは20万円とも30万円とも言われていますので、価格は「Quest 3」が圧倒的です。ただし、高価なだけあって性能に関してはAppleに譲ることになるでしょう。
ただ、一般のコンシューマーが購入するのは「Quest 3」になるはずで、Appleがエコシステムをうまく回し始める前に、どれだけMetaが先行者メリットを活かして逃げることができるか、でしょうか。Appleも廉価版は投入してくるはずですしね。