浦和と言えば鰻なんですよ。
というようなことを、浦和に遊びに来てくださる方たちに申しておりました。
が!
すいません、わたくし、浦和の店で鰻を食べたこと、一度しかありませんでした!
本当に申し訳ありません!
確かに中学の同級生にも鰻屋の息子がいました。しかし、浦和と言えば鰻だということを知ったのは、大人になってからでした。鰻屋がたくさんあるのは普通のことだと思っていた訳でして。
とまあ、そんな浦和の鰻ほとんど初体験のわたくしめが行ったのが地元の名店「むさし乃」です。
「古い鰻屋があるな〜」くらいにしか思っていなくて本当に申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、相当の名店でございました。
わざわざ浦和で鰻を食べるために泊まりがけでやってきた知人と共に、いきました、鰻重の特上、三千円也!(だって次にいつ来られるか分からないですからね)
松が2,300円で上が2,650円。350円だったら上だなぁ。でも上と特上の違いも350円。だったら3,000円だなぁ。みたいな話です。
上と特上は厚みが違うとのお話です。
「白焼セット」もそそりますなぁ。
いつかは「う巻き」で日本酒を飲りたいですなぁ。
浦和レッズの選手もよく訪れるとかで、レプリカユニフォームやサインやらも飾られています。
カウンターには浦和うなこちゃん(うなぎのうなこちゃん)の石像に、浦和レッズレプリカバージョンのコバトンが。ここは確かに浦和です。
そしておおよそ、30分か40分か。
き、きましたー!
鰻重!
U・NA・GI!
ドキドキして心なしか手ブレしました。
あふ〜ん、鰻ちゃ〜ん。
箸を入れると、すーとほぐれる鰻の身。あつあつの鰻をはふっ、はふっと、ご飯と一緒に口を運ぶと、そこはもうウナギーランドです。
うまい。浦和で鰻、うまい。なんでこの30有余年、知らずに過ごしてきたのか。マサトのバカバカバカ!
いやぁ、特上の鰻重なんておいそれと食べられるもんじゃございませんので、本当に贅沢という感じでございますねぇ。タレもまたいいお味で、JINANはご飯に歓喜。
「この時間が永遠に続けばいいのに‥‥」そう思える食べ物というのはなかなかありませんが、この「むさし乃」の鰻はその一つに数えて間違いないと思います。
一緒に行った知人が食べ終えて漏らした一言は「はぁ、食べ終わっちゃった‥‥」です。分かる、分かります、その気持ち。
ちょっと浦和で鰻も探索しないといけないですね。お店を出ると、5人くらいの行列もできておりました。
ごちそうさまでした!!!!!
住所:埼玉県さいたま市浦和区前地2-1-1