国立競技場で開催された、柏レイソルとのアウェイゲームは、1-3での敗戦となりました。名古屋グランパス戦は幻だったのか。
試合結果
柏レイソル3-1(前半2-0)浦和レッズ
得点者:1分 北嶋(柏)、21分 ジョルジ ワグネル(柏)、83分 北嶋(柏)、90+2分 原口
入場者数:24,222人
開始1分での失点。北嶋による2得点。試合終了間際の原口の得点で一矢報いたようには見えますが、今後が不安になる試合内容だったようです。
5試合を終えて1勝4敗、17位。このままずるずるといってしまえば、間違いなく降格争いをすることになるでしょう。夏場に向けて、どのような修正を加えることができるでしょうか。
一つ一つのプレイに関して選手たちの拙さはもちろんあると思いますが、ペトロがどのようなサッカーをするのか見ずに監督を決めた、柱谷GMの責任も小さくないですね。
今月はセレッソ大阪、鹿島アントラーズ、アルビレックス新潟と簡単ではない試合が続きます。
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原口元気
「(相手守備を崩せずに苦しんだが?)関係が1人とか2人だけで、互いに距離が遠くて、個で崩すということが多くなってしまいました。自分が2人とか抜いたりしないと、チャンスにならない状況でした。先制点を取られてブロック作られると、いつもみたいな感じになってしまうので、正直、あの先制点は痛かったです。
▼「浦和レッズにふさわしくないサッカーだった」ペトロヴィッチ
浦和レッズにふさわしくないサッカーをしたということ、自分としても非常に恥ずかしい試合をサポーター、クラブに見せてしまったということを非常に残念に思います。普段であれば、記者会見の場で、ジャーナリストの皆さんを前に、快くコメントさせてもらいますが、今日だけは何も言いたくないということをご理解いただければと思います。
▼J1:第10節 柏 vs 浦和】試合終了後の各選手コメント(11.05.07)
●永田充選手(浦和)
「レイソルは外を使ってリズムを作る。僕らがそういう試合運びをやらなければいけなかった。(原口)元気、マルシオが生きなかった。向こうは前から来る感じで、プレッシャーを受けた時、簡単に取られることが多くて、こっちがプレスをかけてもワンツーでうまくやられて当たりにいけなかった。
1勝4敗の成績に柱谷GMは「チームがやることは変わっていない。時間はまだ十分ある」と監督の去就問題については一蹴した。
右サイドバックでフル出場したDF高橋峻希(21)は、「最後の精度やコンビネーションがまだまだ。早い時間に失点してしまい、自分たちが苦しくなった。今後はもっとDFが声をかけあっていけばいいと思う」と、振り返っていた。
ペトロビッチ監督は敗戦のショックが色濃く「浦和にふさわしくないサッカーをして、恥ずかしい試合をサポーターに見せてしまった。申し訳ないがコメントは控えたい」と、記者会見では質問を受け付けずに席を立った。
これで3連敗となり、早くも4敗目。降格した99年でさえ4敗目は9試合目で、5試合での4敗は“お荷物”と言われた93、94年の4試合に次ぐスピードとなった。
MF柏木も「去年のうまくいかない時よりつらい」と、わずか1勝の現状にうなだれた。
開始直後の失点に絡んだDF宇賀神を、前半23分で交代させる“懲罰采配”もカンフル剤にならない。日本代表MF柏木は「抜け口が見つからない」とため息。