リーグ戦に初先発した岡本拓也も落ち着いていたし、J1で450試合出場を果たした山田暢久も熟練をプレイを見せていたし、柏木と細貝のボランチコンビも良かった‥‥それだけに、1-1ドローは勝ち点2を落とした惜しい試合に思います。
浦和レッズvs清水エスパルス
2010年9月18日(土)16:03キックオフ・埼玉スタジアム
試合結果
浦和レッズ1-1(前半1-1)清水エスパルス
得点者:19分エジミウソン、38分岡崎(清水)
入場者数:38,909人
間が空いてしまったので、簡単に関連記事と写真、試合当日のツイートをまとめておきます。
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長く苦しい時期を選手もサポーターも一緒に闘ってきたからこそ、この一体感があるんだろうな。最近の試合は作り出される雰囲気がとてもいい。
うまく言えないけど、スタジアムから自信のようなものを感じるんだよね。これがフィンケのいう「メンタル」ってやつなのかしら。
スタジアムのってきた。選手の一挙手一投足に一喜一憂するだけでなく、こういう雰囲気をどんどん作らなくては。それぞれのやり方で。自戒を込めて。
お互いにそれぞれの時間帯にきっちり決めた感じ。浦和レッズはこれまでなかなかいい時間帯に決められない癖があったからこれも一つの進歩か。
岡本いいな。よくよく考えると、これだけの数の若手が同時進行で成長しているのってすごいな。
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私の考えとしましては、柏木、細貝、スピラノビッチ、それから宇賀神など、これらの選手は、これから浦和レッズの顔として少なくとも2、3年は主力級の活躍を見せてくれるのではないかと思っています。今、私たちは将来のためのチームを作り上げています。
実に楽しみなメンツですよね。スピラノビッチも復調し、本当に欠かせない選手になってきたと思います。若手中心のメンバーになると、より柏木も躍動する気がします。
今後数年の主力選手を育てるのに2年かかった訳ですが、フィンケ監督に任せて良かったです。引き続き監督をしてもらえるなら、同時にまた若手も育ててもらえる訳です。
それを間近に見ている福田コーチは、いつかどんな監督になるのでしょうか。
とにかく一つ言えることは、いま、スタジアムの雰囲気がとてもいいということです。
勝ち星に恵まれていないし、その影響で観客数はやや少なくなっていますが、こうした時期にスタジアムに足を運ぶ人たちは、本当に心から浦和レッズを愛する人たちです。それだけに“濃い”です。
監督や選手たちがチームの土台を作っているのだとすれば、サポーターもスタジアムの雰囲気の土台作りをしているのだな、と思います。
強くなれば、観客は戻ってきます。観客を呼び戻すにはそれしかありません。こういう時期を経験できて、ある意味では幸せだと思っています。
■関連記事
ヨーロッパではよく、『ローマは一日にしてならず』といいます。そのようなことが、今日の試合にも当てはまるのではないでしょうか。例えば原口元気があと50試合の経験を積んでいれば、今日のあの決定的なシーンで、必ず2-0のゴールを決めていたでしょう。現時点で、まだそれほど多くのJリーグでの経験を積んでいない選手たちには、ある程度の時間と期間を与えなくてはいけません。もしこのような期間を若い選手たちに与える事ができないのであれば、若い選手たちと一緒に仕事をすることはできません。
▼vs清水『先制し、好機を作るも決めきれず。ホームでドロー』
岡本拓也
「(初先発での試合を振り返って?)ホームで勝てなかったのが一番悔しいです。2回目の埼スタでしたが、そんなに緊張はしませんでした。でもキックオフ前に、外から見たのとピッチの中から見たのとでは全然違うなあ、と思って感動しました。
(安定したプレーを披露していたが?)緊張もせず、普通にできたと思いますが、もっとやらなければいけないと思うし、もっともっとできたと思います。ここで満足しないで、もっともっとできるようにしていきたいです。
浦和ユース所属のDF岡本拓也(18)がリーグ戦初先発した。右サイドバックで出場し、右足をつって後半32分に交代。清水FW岡崎との1対1でも引けをとらず、安定したプレーを見せた。U-19日本代表候補の岡本は「生まれて初めて足がつった。埼スタのピッチは『は~』というぐらいすごかった」と振り返った。まもなくU-19アジア選手権が始まるが「いい弾みになった。これを生かさないと」と前を見据えた。
2種登録したばかりだった今年3月のホーム開幕東京戦(埼玉)で、負傷した平川に代わって後半27分からクラブ史上最年少17歳269日で「Jデビュー」。清水戦での出場となればリーグ戦2試合目で、先発は初となる。岡本は「緊張すると思いますけれど、自分の得意なプレーを出せれば」と気丈に笑った。
浦和は後半開始から右肩脱臼で離脱していたFW田中を投入した。後半9分にGK山岸が相手FKを防いでゴールを守る。19分にFW原口、20分に田中とゴールに迫るが相手GKに止められる。34分には両チームともノーマークでヘディングのチャンスを作るが、ゴールは決まらず。関塚U-21代表監督が視察に訪れる中、浦和は20歳のMF高橋が攻守に豊富な運動量で奮闘した。そのまま1-1で引き分けた。
5月5日の名古屋戦の勝利を最後にホームでは6試合白星なし。ナビスコ杯を含めると本拠地で8試合も勝利から遠ざかっている。7月以降は故障者が続出。筋肉系のトラブルが多発しており、フィジカル・コーチを置かないフィンケ監督の方針が裏目に出ている。
浦和はリードを守りきれず、埼スタでは5月5日の名古屋戦以来、公式戦7戦勝ちなし。FW原口が1―0の前半35、37分に立て続けに決定機を作り出したがGKに防がれると、38分に同点弾を許した。原口は「決めきれない。それが実力」。この日J1通算450試合出場を達成したDF山田暢は「守備は安定してきた」と一定の手応えは感じた模様だ。
Jリーグ1部(J1)浦和のDF山田暢久(35)は18日、埼玉スタジアムで行われた清水戦にフル出場し、史上2人目のJ1通算450試合出場を達成した。初出場は1994年4月27日の清水戦。プロ17年目での到達となった。
銀髪に込めた思いは、届かなかった。清水を相手にリーグ戦5試合連続で勝ち点を挙げても、浦和MF柏木陽介(22)は「悪くはないけれど、決定的な仕事ができていない」と顔をしかめた。前日17日に茶髪をカットし「ブルーシルバー」に染め上げた。この日、直接視察に訪れた関塚、コラウッティ、グイードの代表コーチ3人の視線をくぎ付けにしたかった。