長野県松本で行なわれた天皇杯2回戦、浦和レッズ v.s. 松本山雅FCは、0-2で敗戦しました。社会人リーグ、実質的には4部にあたるチームにJ1のチームが負けたのは初のようです。
カウンターから失点したようで、いつもの悪癖が出てしまったようですね。闘莉王、阿部が代表で不在とはいえ、残念な話です。しかしこれが、現実でもあります。
2009年10月11日(日)13:00キックオフ・松本平広域公園球技場アルウィン
試合結果
松本山雅FC 2-0(前半1-0)浦和レッズ
得点者:12分柿本(松本)、72分阿部(松本)
入場者数:14,494人
フィンケ監督のコメントです。
もちろん私は今、どのようなことが起こっているかを、しっかりと理解していますし、把握もしています。そしてもちろん今日のような結果だと、このようなことを話すのは非常に厳しいことかもしれません。しかしこのような試合などが、来年以降の計画に関して、さまざまな情報を与えてくれているのも事実だと思います。
2失点目の動画です。
この試合結果を知った時はかなり愕然としましたが、それでもなおフィンケ体制は継続すべきと思います。途中からうまく回らなくなりましたが、若手が躍動した時期も実際にある訳ですからね。
人もボールも動くサッカーの構築を継続して欲しいです。それには、中心メンバーだったら選手がクラブを去るという痛みも伴うでしょうし、確実に若返りはするでしょう。コンビネーションサッカー実現のためにも、来季はしっかりとした補強もしい欲しいところです。
1年はかけすぎという意見もあるかもしれませんが、じっくりと選手の見極めができたシーズンでもあったと思います。戦える選手、戦えない選手がはっきりとしてきたのではないでしょうか。
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同社長はこの日、さいたま市内のクラブハウスを訪れ、フィンケ監督、信藤チームダイレクターと会談。「次の新潟戦(17日)が重要。(チーム方針が)ぶれることなく、良い内容の試合を見せてほしい」と要求した。この日、フィンケ監督との間で去就についての会話はなく、同社長はあらためて「続投を基本路線」と明言。11月8日の東京戦までの内容を見て、最終結論を出すとしている。
長い芝に邪魔され、今季から取り組むパスサッカーが機能しない。前半12分にGK山岸の頭上を越えるゴールを許すと、後半27分に2失点目。DF坪井は「チームがバラバラにならないようにしないと…。(敗戦の)分析もクソもない」と危機感を漂わせた。
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松本山雅FCの年間予算は約9000万円と浦和の約80分の1。スタメンのうち4人は働きながらプレー。1得点1アシストの阿部はスーパーで棚の陳列をして生計を立てている。日本代表の闘莉王、阿部は欠場したが、浦和はポンテ、エジミウソンに日本代表経験者7人。許されない敗戦だった。
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試合後は一部サポーターが居残って強化責任者の信藤チームダイレクターに今後の強化方針の説明を求める一幕も。夏場からの停滞に有効な対策を打ち出せないフィンケ監督は「ゴールを奪うには強い意志が必要。現時点ではとても大きな悲しみ、怒りを感じている」と、いら立ちを隠せなかった。
Jリーグ勢が登場して24試合を行い、J1の浦和が松本山雅FC(長野)に0―2で敗れたほか、J2勢もリーグ戦首位のC大阪などが初戦で姿を消す波乱があった。
フィンケ監督が「この結果内容は来年のチーム計画にさまざまな情報を与える」と来季を見据える発言をしたが、試合後はサポーター約100人が居残り、信藤チームダイレクターに1時間にわたって強化方針の説明を求めた。橋本光夫社長は「今日の負けは重い」としながらも、「フィンケをサポートする。(来季の)続投は基本路線。次の試合(17日の新潟戦)が重要」と話した。
サポーターが怒るのも無理はなかった。前半12分にロングパス1本で最終ラインの裏を取られて先制を許すと、後半27分にはクリアミスから失点。日本代表でチームを離れている闘莉王、阿部を除くベスト布陣で臨みながら完敗した。試合後はサポーター約200人が約1時間半も会場に居座り、信藤TDを呼び出してチームづくりを痛烈批判。