Twitterといえば140文字。2018年には280文字になりましたが、それでも短文を投稿するものです。そこに、長い記事を書ける「Twitter Articles」という新機能が開発中だと報じられています。
9to5Macが、Twitter working on new feature to let users write full articlesとして伝えています。
The feature was first discovered by app researcher Jane Wong, who showed a hidden menu on the social network’s website dedicated to the new Articles feature. While there are no details about how Twitter Articles will work, it will presumably let users write full articles on the social network without the 280-character limit.
これはアプリリサーチャーのJane Wong氏が、新機能「Twitter Articles」専用の隠しメニューがあることを示したもので、280文字以上の記事が書けると見られているそうです。
Twitterは2020年にツイートを連続してスレッド化する機能を導入していますが、複数のツイートをおいかける必要がありますし、一部分だけが切り取られてしまうリスクは残ります。
Twitterの広報担当者がCNETに対し、近日中に「Twitter Articles」の詳細を共有するとしているようなので、開発されているのは間違いないのですね。
Twitter is working on “Twitter Articles” and the ability to create one within Twitter
Possibility a new longform format on Twitter pic.twitter.com/Srk3E6R5sz
— Jane Manchun Wong (@wongmjane) February 2, 2022
つい最近、ブログに関する調査結果が発表されていました。
▼ブログを見たり、書いたりする人はどのくらい?ふだん見ているジャンルは? : LINEリサーチ調査レポート|リサーチノート powered by LINE
全体では、ブログを見たり、書いたりする人(「書く・見る【両方】する」「見ることだけする」の合計)の割合は5割強となり、その中でも「見ることだけする」という人は45%でもっとも割合が高くなりました。
今でもブログを読まれているのですが、驚きの数字もあります。それが「ブログを知らない / わからない」という人は全体で4%と少数派なものの、10代では10%にもなるという数字です。
これ、いずれは「ブログ」を知っている人はどんどん減っていくということですよね。
昨今はnoteが盛り上がっていますが、それでもTwitterのような短文、Instagramのような写真、YouTubeやTikTokの動画などに長文は食われ続けて、文章を書くという習慣はどんどんなくなっていきそう‥‥なところに、今回の「Twitter Articles」です。
今でも長文をスクリーンショットして添付したり、連続ツイートというのは頻繁に行われているので、そういうものをTwitterの機能として取り込むというのはありだと思います。
「Twitter Articles」で書かれた記事がリツイートされたり、いいねされたりすれば、TwitterとしてはTwitterの中で完結するのは望むところでもあるでしょう。
具体的にどんなサービスになるのか未知ですが「Twitter Articles」がリリースされると、直接的なライバルになるのはnoteかもしれませんね。
ブロガーとしては、文章を読んだり書いたりする文化が盛り上がるのは嬉しいことだと思っていますが。