酒井法子裁判、なぜ大法廷使わなかった?

酒井法子裁判 過去最高倍率にもなぜ大法廷使わない?という記事より。

酒井法子被告の初公判が行われたのは425号法廷で、一般の傍聴席は20席。東京地裁にはより大きい法廷もあり、一連のオウム裁判やライブドア事件などでは約50席の一般傍聴席が確保できる104号法廷で開かれている。

確かに、これほどまでに注目度の高い裁判なのに、なぜ一般の傍聴席が20席しかない425号法廷なのかな、とは思ったのですが、基本的には「法廷は裁判官が決めるものですから」ということなのだそうです。

さらに、法廷は担当の裁判官で決まっていて、425号法廷というのは薬物関係の公判が多いのだとか。つまりは「いつも通り」ということなのかもしれませんね。

しかし、過去には、俳優の勝新太郎(故人)の麻薬取締法違反事件の裁判が104号法廷で開かれている。

そういうこともあった、ということですね。

ちなみに今回、傍聴希望者は歴代2位となる6,615人だったということです。ちなみに1位は松本智津夫死刑囚の初公判で、12,292人だったそうです。

並んでいた人には抽選用のリストバンド整理券が配布されたのですが、なんと一人1枚のところを、右手と左手に巻いてもらったり、右手に3枚巻いている人まで現れたのだとか。

ちなみにリストバンド整理券ですが、1枚35円で2万枚が発注されたそうです。けっこういい金額になりますね。

注文を受けたのは「BAND-YA.COM」です。

2009-10-27_1209.png

そしてなんと、映画のエキストラやテレビ観覧者の募集をしている会社が2,000人を並ばせたところ、当選はゼロだったそうです。

並んだ人によると、謝礼は現金払いで1500円、振り込みで2000円。当選者には1万~3万円が支払われる予定だったという。

1,500円としても300万円。これは痛いですね。というか、当選してたら、いくらでマスコミに譲るつもりだったのでしょうね。

■関連記事

酒井被告初公判、傍聴20席求めアナ動員も

司法記者クラブ加盟社の民放各局でも、1人でも多くの記者を法廷取材に送り込むべく準備を進めている。テレビ朝日では、報道や情報番組のスタッフが整理券を求めて列に並ぶ。TBSでは報道局が社内の各部署に整理券入手を要請。アナウンサーも同様に要請を受けており、列に加わる可能性もある。