ぼく自身、富山旅行で食べたことはなかったのですが、射水市に行く機会があれば、ぜひともオススメしたいのが引網香月堂のいちご餅なのです。富山取材をご一緒させて頂いた方からオススメと聞いていて、ぜひ食べたいと思っていたのですが、大宮タカシマヤの「富山物産展」で品切れ。今回、ようやく東急百貨店吉祥寺店の富山物産展で、巡りあうことができたのでーす!
この日は予定が立て込んでいたこともあり、このいちご餅を目当てに吉祥寺にある東急百貨店まで行ったと言っても過言ではありません。何しろ、いちご餅だけ購入し、引網香月堂のご主人に挨拶だけして引き返しましたからね。慌ただしいことこの上なかったのですが、手間をかける価値のあった美味しい餅でした!
東急百貨店吉祥寺店までいちご餅を買いに
大宮のタカシマヤに行った時は売り切れだったので、山のように積まれているのを見た時はニヤァとしていたと思います。「品種指定したいちごに職人特製の洋風餡をあわせました」と書いてあります。
おひとつ税込み292円。世にいちご大福は見かけますが、いちご餅は初めてです。どちらも基本はいちごを餅でくるんでいるものだと思いますが、どんな風に違うのでしょうか。
時間はかかりますが、リクエストするとオリジナルのお菓子も作ってくれるそうです。これは訪問時にたまたま完成していたのを写真撮影させて頂いたもの。犬、ライオン、パンダ‥‥カッパ!? とにかくかわいいです。
時間があれば、ドラえもんとかパーマンとかお願いしてみたいなぁ。
引網香月堂のいちご餅を食べてみた
家族へのお土産として4つ購入。妻にも息子たちにも好評でした。当たり前ですよね、美味しくないワケがない。
肝心なのは、どんな風に美味しかったのか、です。
2つにカットすると、全体サイズに比べていちごが大きいことが分かります。餅の部分が薄いんです。いちごと餅の間には、これが職人特製の洋風餡ですね。
噛むとフレッシュないちごが口に広がります。そして、いちごのジューシーな甘さを、特製の洋風餡が支えます。しかし、洋風餡はそこまで甘くはありません。餅は薄く、もちもち。弾力があります。
いちご大福というと、いちごだけでなく餅も厚く主張してくるイメージがありましたが、いちご餅は餅がいい具合に脇から回ってやってきます。いちごがきて、洋風餡がきて、最後に餅がやってくるという、三つ巴のコンビネーションがたまらなく美味しいのです。
言うなれば三段ロケットです。ブースターを次々に切り離し、全てが口の中に到達した時が、味覚の大気圏離脱です!! 美味い!!
この甘さと美味さの秘訣は、いちごと餅を繋ぎ止める洋風餡にあるのでしょうね。わざわざ吉祥寺ので買いに行った甲斐がありました。
ごちそうさま!!!!!
▼和菓子、創作菓子の店 越中和菓子処 引網香月堂(ひきあみこうげつどう)