オンライン決済サービス「Google Checkout」

Google、オンライン決済サービスを開始という記事より。

Google CheckoutはeBayの決済サービスPayPalと似ており、ユーザーはネットショップにクレジットカード番号を渡さずに、クレジットカードによる支払いができる。

「GBuy」と呼ばれていたGoogleのオンライン決済サービスが、「Google Checkout」として開始されました。PayPalのような決済サービスで、「Google Checkout」にて支払いを済ませることが可能です。

Google Checkoutを利用するには、まず対応する小売業者を探さなくてはならない。同サービスに対応する業者は、検索結果ページに表示されるスポンサー付きリンクにショッピングカートのアイコンが付いている。

ああ、なるほどアドワーズにショッピングカートのアイコンがつくのですね。これだと業者としては「Google Checkout」には最低限対応していた方が良いのかもしれませんね。

商品を選んだ後、ショッピングカートに表示される「Google Checkout」ボタンをクリックすると、ログインしてGoogle Checkoutで決済できる。

仕組みとしてはPayPalと同じで、非常にシンプルです。「Google Checkout」にクレジットカードを登録さえしておけば、簡単に支払いを済ませることができてしまいます。

海外のソフトウェアのライセンス購入などにはPayPalを使うことが多いのですが、何より簡単ですし(様々な決済方法を覚える必要がない)、クレジットカード番号やメールアドレスを渡さなくてもいいというのは安心です。

Google Checkoutでの支払いを受け付ける小売業者は、同サービスによる取引1件ごとに20セントと売り上げの2%をGoogleに支払う。

現時点ではアメリカに住所、銀行口座を持っている業者しか利用できないということですが、いずれ日本でも対応するのでしょうか?

オンラインショップのあり方自体が大きく変わろうとしていると書きましたが、日本でも開始されれば少なからず既存の決済代行業者は影響を受けるでしょう。

米Googleがオンラインショッピングの世界に進出—その名も「Google Checkout」によれば、

PayPalではショッピングカートをチェックアウトする際に入力するクレジットカード情報を省略させるだけで、決済システムそのものの利便性は向上させていない。Google Checkoutではこれらをすべて包括して省略する手段を提供し、ライバルとの差別化を図っている

とPayPalとの違いが説明されています。また早期の日本進出も検討しているようですので楽しみです。

■関連記事

Google Checkoutはローコスト決済を売り手に可能にしてくれる。私にとってはどういう意味(メリット)があるだろう?

私にとって、すでに他になじみのあるシステムが存在する暮らしの中にGoogle Checkoutを新たに歓迎するには、他のサービスで既存のものを上回る機能が必要だ。

速報 – 「Gbuy」改め「Google Checkout」発表

オーダーの履歴なども一括して管理できるが、ユーザーの購入履歴やクレジットカード番号をGoogleとショップとの間で共有することはない、としている。