MMD研究所がインテル セキュリティと共同で、スマートフォンを所有する15歳~49歳の女性1,574人を対象に実施した「女性のスマートフォン利用実態調査」の調査結果を発表しています。それによると、iPhone所有率は女子高生が最も高く、84.8%にも上っています。格安スマホを使用しているのは独身女性が最も多く、11.3%です。
調査は「女子高生 n=328、女子大生 n=412、20・30代社会人独身女性(以下、独身女性) n=416、30・40代既婚女性(以下、既婚女性)n=418」を対象に実施されました。
興味深いところをピックアップしておきます。まずはiPhone使用率です。
・女子高生 80.5%
・女子大生 76.7%
・独身女性 65.6%
・既婚女性 59.6%
ここにiPhoneの格安スマホ、つまり格安SIMを使う人が加わってきます。
昔から女子高生のiPhone使用率が高いというのは言われていたことですが、年齢が上がるに従いそれが下がっていくのは、途中で「Andoidでもいいかな」と機種変更していくということなのでしょうか。iPhoneに関しては、学生のうちは親が買ってくれている、というのも影響しているかもしれません。
1ヶ月のデータ通信料に関しては、
「気にしていないのでわからない」を除くと、女子高生と女子大生は「6GB以上~7GB以下」の回答が最も多く、それぞれ12.2%と12.9%。独身女性は「2GB以上~3GB以下(12.5%)」、既婚女性は「1GB以上~2GB以下(18.9%)」が最も多く
という結果になっています。「気にしていないのでわからない」というのが、最も多いのですが。
スマートフォンで定期的に使うアプリ・サイトは次のようになっています。
女子高生「LINE」「Twitter」「音楽再生アプリ」
女子大生「LINE」「Twitter」「Instagram」
独身女性「LINE」「Facebook」「Twitter」
既婚女性「LINE」「ゲームアプリ」「ショッピングサイト」
「LINE」はどの年代でも圧倒的で、世代によってTwitter、Facebookが続きます。若い人たちがTwitterを使っているという感覚はありましたが、確かにそうでした。
女子高生、女子大生、独身女性まではInstagramが3位、4位くらいに入っていますが、既婚女性では10位に落ちます。既婚女性ではショッピングサイトやレシピサイトが上位にきて、そこでライフスタイルが変わることが見て取れます。
「音楽再生アプリ」に関しても、女子大生は4位ですが、独身女性、既婚女性だとぐっと下位に下がります。
女子高生へのiPhoneの普及率と、ライフスタイルによって明確に使用率が変化していくアプリというのが印象的です。