清原和博が「兄貴」と慕った長渕剛が、引退セレモニーで「とんぼ」を熱唱しております。
清原和博のために、歌います。
これほど「兄貴」という呼び名が似合う男もそうはおりませんな。
ギター一本で弾き語りする長渕剛。長渕剛の後ろで、涙が止まらない清原和博。
やがて歌うことを止め、ギターを弾くことも止める兄貴。スタジアム内、大合唱。肩で息をする兄貴。
舌を出してぇえぇえぇえぇ、笑ってるぅぅぅぅぅぅ!
うわぁぁぁ!
うわぁぁぁ!
ぎゃあああ!
ぎゃあああ!
涙で顔がくしゃくしゃの清原和博。一瞬、映るイチロー。
清原は、どこへ飛んでいくんでしょうね。
▼とんぼ
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「僕はこう受け止めているんだ。これから『とんぼ』は、お前の現役から生涯野球という“ページ”へと飛んでいく。今度は球界のリーダーとして引っ張っていくんだ。お前は野球人生への『極み』に入っていく。幸せ者だよ」
▼泣きじゃくる清原の頭なで抱きしめた兄貴…全身全霊かけた4万人と熱唱
全身全霊をかけたライブだった。セレモニーの前にはスタッフと一緒に円陣を組んでから、出陣。コンサートの前と準備は同じだった。その本気度は清原ファンの心を一つに結んだ。サビに入ると約4万人による「とんぼ」の大合唱。地鳴りのように響く歌声が場内を包んだ。
そして清原は引退のあいさつを行い、グラウンドを1周して総立ちのファンに別れを告げた後、ホームベース上でオリックスナインに胴上げされ、5度宙に舞い、プロ23年のキャリアに幕を閉じた。