「Amazon Pay」実店舗でのスマホ決済(QRコード決済)に参入

「Amazon Pay」実店舗でのスマホ決済(QRコード決済)に参入

Amazonの決済システムである「Amazon Pay」が、実店舗でのスマホ決済(QRコード決済)に参入したことが発表されました。対応店舗ではAmazonアプリからQRコードを表示することで、Amazonアカウントによる支払いが可能になります。

もともとは2007年開始したAmazonによる支払いサービス「Flexible Payment Service」が元になっているのだと思いますが、ウェブサイトの決済システムとしてAmazon PayはAmazon以外のサイトにも導入されています(ずっとAmazon Paymentと呼ばれていた)。

例えばかわるビジネスリュック – SUPER CLASSICにも「Amazon Pay」は導入されています。

このAmazonアカウントによる決済の「Amazon Pay」が、実店舗で使えるようになったというのが今回のニュースです。

Amazon Payの公式認定制度「グローバルパートナープログラム」のパートナーである株式会社NIPPON PAYの完全子会社、NIPPON Tablet株式会社のタブレット端末が設置されている店舗で「Amazon Pay」による支払いが可能です。

実際にどこの店舗で利用できるかはプレスリリースでは明らかにされていないのですが「8月29日から福岡市、東京都新宿区などにある数十の店舗で使える」ようになっているみたいです。

「Amazon Pay」ではキャッシュレス決済の導入が進んでいない中小規模の店舗を狙っており「NIPPON PAYが端末を無料で貸し出し、タブレット端末のレンタルとAmazon Payの利用を同時に申し込むと、2020年末まで決済手数料(通常3.5%)を0%にするキャンペーン」を実施するとしています。

これなら「とりあえず導入しておくか」という店舗も増えそうです。

LINE Pay」「楽天Pay」「PayPay」などに加えて「Amazon Pay」も加わり、ペイ系サービスはどこがシェアを獲得していくのでしょうか?

「Amazon Pay」の使い方

Amazonアプリから既に「Amazon Pay」は利用可能になっていました。使い方を説明します。

「Amazon Pay」実店舗でのスマホ決済(QRコード決済)に参入

左上のメニューから「すべてを見る」を選択します。

「Amazon Pay」実店舗でのスマホ決済(QRコード決済)に参入

そこから「Amazon Pay」を選択します。

「Amazon Pay」実店舗でのスマホ決済(QRコード決済)に参入

表示されたQRコードで支払いを完了すればOKです。

アプリ自体の動作は軽く、QRコードの表示も素早くできたので、日常使いで困ることはないでしょう。

会員証カード系で表示するのに時間がかかって億劫になり使わなくなるものもあるので、ここは重要なポイントです。

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「ユーザーが抱える『詐欺に遭いたくない』『QRコードを撮られて不正利用されたくない』といった不安を、保証プログラム(Amazonマーケットプレイス保証)や30秒ごとに更新されるQRコードなどの仕組みで解消し、Amazonというブランドで展開することで『これなら使ってもいいかな』と思ってもらえれば」

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決済手段では、各種クレジットカードブランドのほか、WeChat Payを初めとした中国の3大QRコード決済、NTTドコモの「d払い」、メタップスの「Pring」といったQR決済サービスに対応しており、「Amazon Pay」のQRコード決済が今回このラインナップに加わる形です。

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NIPPON Tabletが提供するタブレット端末の設置台数は2018年6月末時点で1万4851台。ターゲット層は、カード・電子マネーが利用できない古いレジを使う「レジ未更新市場」と言われる中小・個人店市場で、120万店舗以上が古いレジのままという。