データ通信量無制限で使え、しかも3,480円という低額で定額なモバイルルーター「どんなときもWiFi」のモニターを3ヶ月間させて頂きました!
自宅でも日常の移動先でも、さらには離島の旅先でも使ってみたので、実際の使用感、メリット・デメリットなどをまとめておきたいと思います。「どんなときもWiFi」のレビューです。
「どんなときもWiFi」とは?
「どんなときもWiFi」の特徴は次のようなものです。
1. データ通信量無制限でネット使い放題
2. ドコモ/au/ソフトバンクのトリプルキャリア
3. 月額3,480円の料金プラン
他にも、
4. 海外でも利用できる
5. 最短で即日発送
といったこともあるのですが、実際に使うとなったら気になるのは1〜3の部分ですよね。
使用する端末は「D1」というモデルで、端末は無料レンタルとなります(最後は要返却)。下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsで、最大5台を同時接続することが可能です。
サイズ感としては、小ぶりなスマートフォンといったところです。
手持ちの端末で比べると、iPhone 4を少し大きくしたようなサイズで、バッテリー容量は3,500mAhです。
それでは1〜3についてレビューしていきたいと思います!
1. データ通信量無制限でネット使い放題
これが「どんなときもWiFi」の最大の魅力です。データ通信量も拡大しつつありますが、それでも無制限の魅力は大きいです。
外出先でYouTubeを見まくったり、Amazonプライムビデオをダウンロードしたり、特に動画コンテンツには大きな威力を発揮します。
ぼくも普段は自宅でAmazonプライムビデオをダウンロードしてから外出するようにしているのですが「どんなときもWiFi」を使っている時はそういうことを一切、気にしませんでした。
だって、いつでもどこでもダウンロードできるから! なんならダウンロードする必要だってないんですよね。
自宅回線として使える
データ通信量無制限なので自宅用の回線としても使い、外出時に持ち歩くというのは最適な使い方の一つでしょう。そうなるとスマートフォンの料金プランは必要最小限のもので良いかもしれませんね。
例えばLINEモバイルなら月額500円(1GB)のデータ通信プラン(LINEアプリの通話・トークのデータ消費ゼロ)があるので、あわせて3,980円でデータ通信量無制限のスマホ環境を構築することができます。
音声通話SIMなら月額1,200円ですが、それでも合算して4,680円で、5,000円以内で収まります。
家族で使える
個人的にメリットとして感じたのは、家族でのシェアです。最大で5台まで接続することができるので、子供たちのiPhoneやiPadの通信も「どんなときもWiFi」で吸収することができます。
スマートフォンを持っていない子供でもタブレットがあればOKです。スマートフォンを使っていたとしてもデータ通信量には制限があるでしょうから、思い切りYouTubeを見たいという時は、やはり「どんなときもWiFi」に接続するのが良いのです。
誰かがPCで作業したいというような状況にも対応可能です。
2. ドコモ/au/ソフトバンクのトリプルキャリア
続いて通信回線について、です。「どんなときもWiFi」が非常にユニークだと感じたのは、回線状況に応じてドコモ/au/ソフトバンクを切り替えるトリプルキャリアを採用している点です。
日本全体でみればドコモが強いですが、場所によってはauやソフトバンクの電波の方が安定しているというところもあります。1台の端末を持っているだけで、そのような安定性まで手に入れられるのは最高ではないですか!
ただ、今回のモニター期間中には、残念ながら回線が切り替わるところを体験することはできませんでした。基本的にはずっとソフトバンク回線で接続していました。
沖縄の山奥でソフトバンクが圏外になり、かろうじてドコモも繋がっているような場所に行ったのですが、残念ながらこのときも回線は切り替わりませんでした。一度は体験してみたかった、というのが正直なところです。
ユーザーが自分の手で回線を切り替えることはできないので、もしかすると知らない間に切り替わっている‥‥ということはあるのかもしれませんが。
通信速度はそこそこ
基本的にはずっとソフトバンク回線で接続しており、スピードテストの結果は全てソフトバンク回線のものでした。
あちこちでテストした感じだと、概ね10〜15Mbpsくらいです。もちろん、場所によってはもっと高速だったり、もっと遅かったりする場合もあります。が、ADSLくらいの速度というのが目安になるかと思います。
「どんなときもWiFi」はいわゆるMVNOです。大手キャリアから回線を借り、それを自分たちのユーザーに利用させています。下り最大150Mbpsと謳っていますが、あくまでも理論値で、大手キャリアのように高速ではありません。MVNOだから安い、のですね。
また、MVNOにありがちですが、都心のランチタイムや夕方の通勤ラッシュのような時間帯には、かなりスピードは遅くなります。1Mbpsも出ないことがありました。
「どんなときもWiFi」は、3,480円という低価格な定額で、データ通信量無制限を実現している、というのが最大のメリットなので、場所や時間帯によって通信が遅くなるのは仕方ありません!
3. 月額3,480円の料金プラン
データ通信量が無制限で月額3,480円というのは、クレジットカードで2年契約をした場合となります。いわゆる契約の縛りがある代わりに、この金額が実現しています。
契約の縛りがないと自由にキャリアを移動することができるので、ライフスタイルが大きく変わった時などに契約解除も含めてしやすいと思いますし、それがメリットだと思います。
が、自宅のネット回線も兼ねているようなケースであれば、むしろなくなってしまうことの方が問題なので、2年契約でも問題ないのではないかな、と思います。
なお25ヶ月目は違約金が0円ですが、それまでに解約すると19,000円がかかります。
「どんなときもWiFi」を3ヶ月間使ってみた感想:まとめ
今回は3ヶ月という長期のモニターをさせて頂くことができたので、様々なシーンで試すことができました。
自宅でもずっと電源はオンにしたままでしたし、出先にもずっと携行しました。もちろんYouTubeなどの動画も見たい時に普通に見ていましたし、Amazonプライムビデオをダウンロードすることもしていました。
「どんなときもWiFi」があってありがたいのは、主に動画ですね。「どんなときもWiFi」がなければ、完全に自宅でしか見ないだろうという動画を、ほぼ同じように出先でも見ることができました。そういう意味でいえば、ネット利用に関してノーストレスです。
「著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信をされた場合、該当のお客様に対し通信速度を概ね384Kbpsに制限する場合があります」という注意もあるのですが、これに引っかかることもありませんでした。
ただ、不満点もありまして、たまにパケ詰まりのような症状になってしまうことがあり、その時はスマホを再接続(WiFiのオンオフ)することで解消していました。ただ単に回線が遅いだけなのか、それとも別の理由なのか、判断しにくいところはありました。
バッテリーの持ちに関しても十分です。3,500mAhですが、丸一日、外出しても大丈夫なくらいのバッテリー量があります。
「どんなときもWiFi」こんな人に向いている
スマートフォンとテザリングで事足りてしまうという人はそれで良いと思いますが、仕事や遊びで外出が多い人や、家族で回線をシェアしたい人には、月額3,480円でデータ通信量が無制限というのは、かなりコストパフォーマンスが良いはずです。
動画を見まくりたい人にも、特にオススメだと思います。
興味がわいた人は容量無制限でネット使い放題の「どんなときもWiFi」をチェックしてください!