ヤバいゲームが発表されました。Ingressを開発するナイアンティックとポケモンがコラボレーションし、スマートフォンゲーム「Pokemon GO(ポケモンゴー)」を2016年より提供開始すると発表しました。「ポケモン」新プロジェクト、Ingressのナイアンティックとコラボという記事になっていました。
2016年提供予定とあって、今回発表された情報は限られている。だが鍵となる要素は「現実世界が舞台」「スマホの位置情報を使う」「ポケモンを捕獲、交換、バトルができる」といった点だ。
ベースとなっている技術はIngressです。Ingressをプレイしている人であれば、この動画を見るとゲームの共通点を見出させるのではないでしょうか。
Ingressでもスキャナーを通して仮想世界を見ているわけで、実際にはこんな動画のような世界が繰り広げられるのではないのですが、きっと子供たちは夢中になるでしょうね。誰もが知っているビッグタイトルと提携しているという話がありましたが、まさかポケモンだったとは!
iOS版、Android版が提供予定、基本は無料ですがアプリ内課金も用意されるということです。
石原氏は「Ingressではポータルがあり、そこに対して攻撃を仕掛ける。それがポケモンだとどうなるのか。あまり言えないが、たとえば秘密基地のようなものがあるとか、そういったものに対してどうアクセスするのか、というのがバトルのヒントになると思います」と、明言を避けつつコメント。
ポータルの位置がそのままポケモンの潜む秘密基地になるのだとすれば、Ingressプレーヤーには最初からマップが頭に入っているも同然ですね。ただ、陣地を広げていくのではなく、ポケモンを集めることになるのでしょうから、ゲームの目的としては違うものになることが予想されます。
ナイアンティック創設者でCEOのジョン・ハンケ氏は次のようにコメントしています。
Pokemon GOでは、プレイヤーは世界中の公園、ショッピングモール、田舎町など、世界中のありとあらゆる場所でポケモンを捕獲できる。サンフランシスコの水辺にいるゼニガメ、新宿駅にいるフシギダネ、エッフェル塔にいるピカチュウを想像してみてほしい
子供が街に飛び出すのは素晴らしいことなのですが、Ingressをプレイする父はそのままIngressで良いのでしょうか。両方をプレイしないといけなくなるのは、ちょっと辛い。かといって「Pokemon GO」もやってみたいんですけど。
また、任天堂から専用デバイス「Pokemon GO Plus」も提供されます。
Bluetooth Low Energy(BLE)でスマートフォンとペアリングし、「ピカチュウが現われた」などとゲーム内のイベントが発生すると通知してくれる。ボタンを押すと、モンスターボールを投げてポケモンを捕まえることもできる。
Ingressのエージェントは隠密行動しますが「Pokemon GO」は誰がプレーヤーなのか分かりやすいですね。
子供が外に遊びに出るのは素晴らしいことなのですが、もちろん安全ばかりではないので、そのあたりのコントロールがどのように行われるのか、といったことも気になるところです。
何よりもIngressがβテストから3年間の実績があり、ポータルがどこにできて、どんな形でコントロールフィールドが作られたか。学習やデータを大量にいただいて、ポケモンにとって安全性や家族とともに遊べる面白さを表現できるよう、ポータルを利用していきたいと考えている
課金に関しても「多くの人が、薄く広い課金によってフェアに遊べる仕組みを作っていきたい」というコメントがされています。
格安SIMを使った「Pokemon GO」専用機が登場してもおかしくなさそうです。むしろ、安いスマートフォンを買うなら、その方がいいような気もします。親から位置情報が見えて、IP電話が使えるくらいの。LINEとLINE HEREがインストールできれば解決ですけど。
ナイアンティック川島さんのGoogle+での投稿もあわせてご覧ください。
岩田さんが最後に遺した落し子が、世界の子どもたちと一緒に世界へと歩き出すその日が、僕は待ちきれない。
ようやくいうことができる。ご冥福をお祈りします。子供がみんな家に引きこもったいたら、天国からは見えない。一人でも多くの子どもたちの笑顔が岩田さんのいるところから見れるよう、微力を尽くしたいと思います。