「大衆酒場 富士川」昭和の空気を残す由緒正しき大人の酒場

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山手線の南側を探索する旅、品川区の武蔵小山に続いて大田区の大森を訪問してみました。東京駅からなら15分くらい、品川駅からは約5分と実はふらりと呑みに行くのにも悪くない立地なのです。事前にいくつか調べていた居酒屋に2つほど入れず、でもここも良さそうな酒場だと初訪問したのが「大衆酒場 富士川」です。駅からも近い正統派の由緒正しき大衆酒場といった雰囲気です。

店内はカウンター席中心の1階とテーブル席と座敷席のある2階があります。お一人様なら1階かもしれませんが、今回は2人だったので2階席に案内して頂きました。19時過ぎの訪問でしたが、1階も2階もほぼ満席。かろうじて2階の窓際の席を確保することができました。客層は地元の年配の男性や仕事帰りのサラリーマンが中心でしようか。「富士川」は、地元で愛される昔ながらの酒場です。

「大衆酒場 富士川」のメニュー

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ざっと眺めると価格帯も幅広く、しかし300円台のものも多くリーズナブルな印象を受けます。お刺身も380円からありますし、本マグロ三点盛が1,080円、シメサバ・コハダ・タコの酢盛り三点580円、貝四点盛りが980円など、刺身系に力を入れていることも分かります。

サラダはマカロニサラダ、ポテトサラダなど王道メニューが並び、串焼きも1本100円からとこれまた安くて嬉しいところ。

メニューはこれだけではありません。

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さらに裏には一品メニューが所狭しと並びます。こちらも400円前後のものが多く、ついつい色々と頼みたくなってしまいそうです。炒め物、煮物に、焼き物、揚げ物などの居酒屋の定番メニューに加え、個人的に嬉しかったのが天ぷらのあるところ。これは昭和の大衆酒場を感じさせませんか。イワシ天450円、イカ天400円、あじ天450円など、これまたついつい頼んでしまう価格帯なのです。

牛もつ煮込み580円は定番ですが、380円の鳥皮黒酢煮も気になります。他ではなかなか見かけないメニューですね。

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ドリンクメニューでは特大生ビールが880円、大生ビールが680円、中生ビールが450円などとなっています。酒呑みに嬉しいプレーンの酎ハイもメニューにあり、こちらは350円。いいですねぇ。いっそ大ジョッキで580円でも良いのかも!?

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日本酒や焼酎もあります。

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こちらはオススメメニューです。定番メニューに含まれるものもあれば、ここにしか掲載されない日替わりメニューもあるようです。かなりの数がありますね。これは足繁く通っても飽きることがなさそう。

料理、特に刺身が美味しい「富士川」

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まずは乾杯です。生ビールはスーパードライ。

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本マグロ三点盛(1,080円)を頼んだところ、しっかりと脂の乗ったマグロが出てきまして、これが美味しいのですよ! 中トロ、大トロが美味しいだけでなく、赤身も美味しいです。これはきっと他の刺身も期待できると思います。長く続く酒場には理由があるのですね。

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気になっていた鳥皮黒酢煮も頼んでみました。これがまた美味しい! 定番のモツ煮とは違って、酢でさっぱりと頂けます。でも後を引くというか、ついつい食べて、ビールを飲んで、食べて‥‥というループになりました。

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これも定番メニュー、やはりお酒のアテに最高の焼鳥です。焼鳥のタレにも年季を感じます。老舗の大衆酒場ですねぇ。

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酎ハイにチェンジです。

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とりあえず一軒目ということで食事もお酒も軽めで〆たのですが、最後に注文したのが天ぷら。あじ天です。これで450円!? と驚くボリュームで出てきました。もちろん味も良し。揚げたての天ぷらが食べられるの最高です。

「大衆酒場 富士川」は味よし、雰囲気よし、価格もよし、の三拍子そろった良い酒場でした。大森ではしご酒するならば、どこかのタイミングで立ち寄るのがオススメですよ。2階席から眺めるアーケードの商店街の様子もなかなか乙なものです。

ごちそうさま!!!!!

「大衆酒場 富士川(大森)」の住所・地図

>>大衆酒場 富士川 (フジカワ) – 大森/居酒屋 [食べログ]

住所:東京都大田区大森北1-9-8