たまに仕事で表参道に行くのですが、何時に通りかかっても行列ができている蕎麦屋があって気になっていました。ブルーと木を基調とした涼し気な外観の「蕎麦きり みよた」です。行列が絶えることがないのだからきっと味は間違いないのだろうと思っていたのですが、気になっていたのは値段。「でも、お高いんでしょう?」
絶対に表参道の路面店価格だと思っていたのですが、さにあらず。板せいろが500円、天もり板せいろでも800円、極みカツ丼セットでも840円ときたもんだ。えっ、安い!? しかも、美味しゅうございました。
先に種明かししておくと、立ち食いそばの小諸そばのグループ店なのだそう。「若者や女性客の少ないそば業界に危機感を持ち」新しいスタイルとして誕生したのが「蕎麦きり みよた」なのだそう。へー。
「小諸そば」というとサラリーマン御用達の立ち食いそばですが、そういう雰囲気は微塵もありません。あ、小諸そばはぼくもサラリーマン時代によくお世話になりましたが、美味しいんですよ、安いのに。
ショーケースには所狭しと商品が展示されるのではなく、余裕を持ってスペースをあけてオススメがあります。これを見て思いました。「あれ? 安くない?」と。
表参道の超いいところで極みカツ丼が930円です。930円という価格からして、これがカツ丼単品なのか、それとも‥‥いや、さすがに表参道でこの値段でカツ丼とそばのセットはないだろう、と思ったのです。
だが、しかし。
「蕎麦きり みよた」のメニュー
この日は行列がなく、先頭に並ぶことができました。中からお客さんが出てくれば、すぐに入店できます。それでも少し時間があったので、メニューをパラパラと。
みよたオリジナルや季節のおすすめなど、どのメニューも700円前後。
冷たい蕎麦は500円から。あれ? 安い?
そうか、この価格が大行列の秘密だったんだな、と気づきました。まあでも安いだけではお客さんはつかないでしょうから、美味しいというのも大事な条件です。
極みカツ丼は蕎麦とのセットであることが分かりました。カツ丼が小だと840円、蕎麦が小だと930円。いずれにしても表参道でこの値段なら安く感じます。天丼や親子丼などもあります。
麺大盛りは80円、ご飯は100円、季節の炊き込みご飯が150円。
と、ここまで写真を撮っていたらいよいよ入店です。
「蕎麦きり みよた」で極みカツ丼を食す!
店内はカウンター席のみ、ゆったり座れるスペースがありました。
年齢層はサラリーマンから1人だけの女性、さらには外国人のお客さんも。17時過ぎだったのですが、お客さんはひっきりなしに入れ替わっているようでした。
注文したのは極みカツ丼と蕎麦(小)のセットです。
いやはや、カツ丼が大きい!
丼をかっこむのは男性でも大変なくらいのサイズ感でした。そこにカツがたっぷりとのっています。
蕎麦も小とはいえ、なかなかのボリュームです。実はこの蕎麦を見た時に「あれ、小諸そばっぽいな?」とはちらりとは思ったんですよね。
もともと蕎麦の美味しい小諸そばですから「蕎麦きり みよた」の蕎麦も間違いなし。美味しい。
そしてカツがたっぷりのカツ丼も頂きます。けつこう大きめのカツにご飯もしっかりと盛られていて、このカツ丼と蕎麦を食べたらかなり満腹になりました。
表参道で行列のできている蕎麦屋を見て気になっていた人も多かろうと思いますが、もし空いているタイミングに遭遇したら、ちょっと小腹を満たす感じで立ち寄ってみると良いと思いますよ。近所の人が羨ましいですね!
ごちそうさま!!!!!
「蕎麦きり みよた」の行き方・アクセス
>>蕎麦きり みよた
住所:東京都港区南青山3-12-12