数文字のサンプルからフォントを自動生成する「DeepGlyph」2019年3月公開へ

数文字のサンプルからフォントを自動生成する「DeepGlyph」2019年3月公開へ

これは早く試してみたいですね!

数文字のサンプルから、深層学習の技術によりフォントを自動生成する「DeepGlyph」というサービスが、2019年3月に公開されます。

「DeepGlyph」とは?

深層学習の技術を使い、わずか数文字のサンプルがあるだけで、オリジナルのWebフォントが自動で生成されるのだとか。凄くない!?

生成されたフォントは、Webフォントとして公開することも可能です。

数文字のサンプルからフォントを自動生成する「DeepGlyph」2019年3月公開へ

「DeepGlyph」は2019年3月公開予定。メールアドレスを登録しておくと、公開時に招待メールを受け取ることができるということなので、登録しておきました。

開発しているのは未踏の学生さん

開発しているのは未踏の学生さんとのことです。

調べてみると、未踏IT人材発掘・育成事業:2018年度採択プロジェクト概要(玉田PJ):IPA 独立行政法人 情報処理推進機構というのがありました。

玉田晃寛氏(大阪大学 大学院 情報科学研究科 マルチメディア工学専攻)が「文字形状を自動生成するWebフォント制作支援ソフトウェア」というテーマで研究しています。

本プロジェクトでは、上記の問題を解決するための新しいフォント制作支援ソフトウェアを開発する。本ソフトウェアでは、フォント中の文字種の大部分が互いに類似するエレメントの組み合わせによって構成されていることに着目し、利用者が最小のエレメントをデザインすることで、フォント中の全ての文字デザインを自動生成する。こうして作成されるフォントデータは、類似するパーツを1つの標本パーツへの参照と変形パラメータにより表す独自のフォント形式に圧縮し、従来のWebフォントと比較してより効率的な配信を可能にする。また、圧縮されたフォントデータをブラウザ上で復元し、Webフォントとして利用するライブラリを合わせて提供することで、実験的な実装にとどまることなく実環境での利用に対応する。

漢字圏のフォントは文字種が多く、フォント制作に多大な労力が必要となるため、日本だけでなく、同様の理由でWebフォントの普及が進んでいない地域でも普及を目指すということです。

DeepGlyph」のリリースが楽しみです!