日経新聞に「サブスク疲れ」 進む選別 利用者数、ピークの3割減という記事がありました。サブスクを1つでも使う人の数は「巣ごもり消費」と言われた2020年秋がピークだったそうです。
「サブスク疲れ」や「サブスク貧乏」といった言葉が広がっている。新型コロナウイルス下で定額・使い放題のサブスクリプション契約を増やしたものの、サービスを使い切れなかったり出費がかさんだりする人が多いためだ。
我が家ではもともとAmazonプライム(Amazonプライムビデオ)、Netflix、DAZNを契約しており、それは新型コロナウイルスの流行以前と今とで変わりありません。そういう視聴スタイルが継続されています。
「巣ごもり消費」と言われて、それまで外出していた人が家時間をうまく消費するために契約したサブスクであれば、昨今のように緊急事態宣言もなくなれば、それを利用する時間というのもなくなることでしょう。
つまり、真っ先にサブスクの契約は整理対象だと思います。
ちょっと気になったのはDAZNに関する記述。
都内に勤める会社員男性(30)は昨春、カーレースのF1を見るため動画配信サービスのDAZN(ダゾーン)に加入した。レースがないオフシーズンに解約すると、その後は複数のサービスの契約・解約を繰り返す。
DAZNで観戦するスポーツって、通年で開催されているものではなくシーズンオフもあるので、契約したり解除するのが普通なんじゃないですかね?
ここ数年は春から秋にかけて、浦和レッズの試合観戦をするために契約していますが。浦和レッズからもシーズン視聴用の安めのパスが発売されますし、サッカー観戦が主の人は、冬は契約していないという人が多いと思います。
Netflixも出たり入ったりがしやすいように、解約が簡単になっていたはず。もともとサブスクリプションというのは、必要なときに加入できる、というのもメリットだったのではないかと思います。
まあでも、外出がままならなくなった時期と今を比べれば、そりゃあ契約者数は減りますよね。もともとそういう時間の使い方をしていなかったわけですから。
「ユーザー数や契約数は減っても単価は上昇傾向だ」としつつ「動画は安価なプランで解約するユーザーがいる一方、値上がりしても契約を続ける人もいる」と分析されています。
このあたり、個人的にもちょっと気になっているのですが、どこまで値上げに耐えられるのでしょうか。
いずれ日本でも値上げされるでしょう
Amazonプライム(Amazonプライムビデオ)は日本だと年間4,900円、月額だと500円で利用が可能です。月額が安価なのも、出たり入ったりしやすくするためでしょう。ただ、アメリカやヨーロッパでは値上げが続いているんですよね。
▼Amazonプライム、アメリカで値上げ 〜119ドル → 139ドル
▼Amazon、ヨーロッパでAmazonプライム会費を最大で43%値上げと発表
イギリスは20%増の95ポンド(114.47ドル)です。アメリカは139ドルにまで上がっています。それでも月10ドル強ならまだ良いかもしれません。
Netflixも、アメリカとカナダで値上げが実施されています。
ベーシックは8.99ドルから9.99ドルになりました。
日本も2021年2月に値上げされ、ベーシック990円です。
AmazonプライムビデオとNetflixは両方契約してもまだ安いからというのがありますが、それぞれ倍額に値上がりしたら、どちらかの契約を解除する、なんていうことも考えるかもしれません。
DAZNに至っては、月額1,925円から3,000円になんていうちょっとびっくりするような値上げをしていたんですよね。
▼【DAZN】2022年2月22日から値上げ 〜月額1,925円から3,000円に
今のところの利用者数減は「巣ごもり消費」前に戻ったと見ることもできると思いますが、いずれ契約者数減するけど値上げ分で賄えると判断され、大きな値上げが実施されるのかどうかは要注目です。あなたはどのくらいの値上げまで許容できそうですか?
▼DAZN