スマホ決済的なサービスのアレヤコレヤも一段落したと思っていたのですが、Googleが個人間送金サービス「pring(プリン)」を買収するという噂が出てきました。
日本で送金本格参入 米グーグル、新興企業買収へという記事になっています。
米グーグルが、日本で送金アプリを運営する新興企業「pring(プリン)」(東京)を買収することが8日、分かった。既存株主のみずほ銀行などから200億円強で全株式を買い取る。
買収金額は200億円強とのことです。Google Payは日本では個人間送金サービスに対応できていないので「pring」を買収して参入したい、ということですね。
Googleが資金移動業者として登録して開始するよりも「pring」を買収してしまった方が早いという判断でしょう。
「pring」は浦和レッズ、送金アプリ「pring(プリン)」で試合中に応援マネーの送金(投げ銭)を実施など施策を打ってきましたが、まだまだ送金サービスとしての知名度はこれからというところもあったでしょうから、Googleに買収されるという選択肢は良いのでは、と思います。
グーグル、pring買収で国内金融本格参入か?によると「直近では法人から個人への送金ニーズに対応することで経費精算の際の送金手段として利用企業を増やしてきた」そうです。
株主のメタップスは「当社が発表したものではございません」としています。
追記:
Googleによる「pring(プリン)」の買収が発表されました。
この度、pring は Google による株式取得に向けた契約を締結いたしました。現時点で pring のサービスへの変更はございません。
▼グーグルがQR決済・送金アプリの「pring」を買収 | TechCrunch Japan
同社はpring株式を45.3%保有しており、譲渡額は約49億2000万円となっている。株式譲渡実行日は、7月下旬~8月下旬。同日、22.7%保有のミロク情報サービス、18.6%保有の日本瓦斯(ニチガス)も全株式譲渡を発表した。
▼Googleが買収「プリン」 社員12人決済スタートアップ: 日本経済新聞
日本のスマホ決済では付与するポイントの種類が増え、特定のサービスでしか使えなかったり、すべてを現金として出金できなかったりするなどわかりにくさも出ている。一方、プリンで受け取ったお金は全て銀行口座に戻せるほか、提携先のセブン銀行のATMから出金できるのも特徴だ。