ヤフーというブランドを使用するのに年間数百億円を支払っていることから、いずれ「ヤフー」という名前は捨て、LINEなりPayPayなりにブランドを集約していくのでは‥‥という観測もあったのですが、一転して1,785億円で日本で永久に利用可能になる契約が締結されたと発表されていました。
「ヤフージャパン ライセンス契約」に係る基本契約締結のお知らせとして発表されています。
本契約では、Verizon Mediaの売却完了(2021年後半に予定)などを前提条件に、既存の「ヤフージャパン ライセンス契約」の締結先であるOath Holdings Inc.(Verizon Mediaの子会社)とヤフーが、新たな契約を締結し、「ヤフージャパン ライセンス契約」を終了することが合意されています。
ヤフーはロイヤルティの支払いなく、関連する商標・技術などが利用可能になるということで、その対価として1,785億円が支払われたそうです。
年間数百億円を支払っていたのだとしたら、1,785億円は安く感じますね。恐らくヤフー側としては「ヤフーをやめて、PayPayかLINEにしようと思っているんで‥‥」と交渉したのでしょうけど。
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Verizon Media(旧Oath、旧AOL・Yahoo)との直近の契約では、ヤフージャパンは日本でのYahooブランドの使用権と関連技術に対して定期的にロイヤルティを支払っていた。一度に前払いしたことで、今後はロイヤリティの支払いなく商標・技術を利用できることになる。
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ヤフーは、ソフトバンクグループの孫正義社長らが1996年にアメリカのヤフーと共同で設立し、国内では検索サイトやネット通販などのサービスで多くの利用者を獲得していますが、会社設立から25年がたって、ようやく自由に社名のブランドを使えるようになります。