2007年に亡くなった建築家・黒川紀章の代表作である銀座の「中銀(なかぎん)カプセルタワービル」が、解体・建て替えを計画する不動産業者に売却されることになったと伝えられています。
黒川紀章の代表作「中銀カプセルタワービル」、解体を計画する業者に売却へという記事になっています。
建築家・黒川紀章(1934~2007年)の代表作で、ブロックを積んだような外観で世界的に知られる、東京・銀座の「中銀(なかぎん)カプセルタワービル」が、解体・建て替えを計画する不動産業者に売却されることが決まった。
ブロック型のカプセルを積み重ねたような独特のデザインで、保存運動も進められていたのですが、1972年に建築されたもので老朽化し、耐震補強も難しいのだそうです。
耐震基準を満たしていないものを残し続けるというのは難しいですよね‥‥カプセルの一部を、どこかに移転して展示して残すということは可能かもしれませんが。今後は、そうした道を探ることになるのでしょうか。
世界的に有名な建築だけに、何らかの形で残されると良いのですが。
借りていた方にお誘い頂いて「中銀カプセルタワービル」の中に入ったことがあります。築約50年なのに、未来感のある建物でした。
その時の写真を掲載しておきます。
中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト(著), 中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト(編集)