築地場外で発生しラーメン店などを焼いた火災ですが、その後の調べで火災の原因は「伝導過熱」が原因とみて調べが進んでいるようです。「伝導過熱」とは? 築地場外の火災鎮火 出火から15時間、原因は「伝導過熱」かという記事になっていました。
東京都中央区の築地場外市場で飲食店などが燃えた火災は、出火から約15時間後の4日午前8時10分ごろに鎮火した。東京消防庁によると、木造の店舗7棟計935平方メートルが全焼。
全焼した7棟のうち燃え方が激しかったのがラーメン井上の厨房付近だったそうです。実際にコンロも使用されていたとのことで、出火の原因を「伝導過熱」と見て調べているということです。
出火直前までこんろを使用しており、同庁はこんろの火が近くのステンレス製の板を介して木製の壁に伝わり出火する「伝導過熱」が原因とみて調べている。
伝導過熱は「炎がステンレスなどの不燃材を直接熱し、その熱で内部の可燃材が発火する現象」です。古い家屋だと火災の原因の一因にもなっているのではないかと思います。
去年、都内で起こった「伝導過熱」による「火事は21件で、このうち、13件が飲食店だった」という数字もあります。
築40年弱の木造住宅の実家を解体した際に、コンロの横のステンレスの壁の内側の木が焦げていたのを確認したことがあります。こもる熱の恐ろしさを実感しましたが、大きな火事にならなくてよかったです。
出火原因は「伝導過熱」 築地火災、木製壁が劣化かによると「従業員3人は仕込みが終わった午後4時ごろに元栓を閉めて退店した」ということで、その約1時間後に火災となりました。
直接、火に触れていないから大丈夫なのでは‥‥と思ってしまうのですが、かなりの熱が木材の中にこもるようなので、同じ仕様のキッチンをお使いの方は気をつけてください。コンロと壁の距離などが重要のようです。