天然記念物絶滅危惧種の「ミヤコタナゴ」を違法飼育していた男性が、増えすぎて相談し、種の保存法違反などの容疑で書類送検されたことがニュースになっていました。天然記念物魚を違法飼育=「増え過ぎた」相談の男送検―警視庁という記事になっています。
国の天然記念物で絶滅危惧種に指定されている淡水魚ミヤコタナゴを違法に譲り受け飼育したなどとして、警視庁生活環境課は14日、種の保存法違反などの容疑で東京都荒川区の会社役員の男(60)ら3人を書類送検した。
「ミヤコタナゴ」は国の天然記念物であり絶滅危惧種にも指定されています。文化庁長官の許可を得ずに、譲り受けることはではないそうです。
28匹の「ミヤコタナゴ」を許可なく譲り受けたということで、今回の書類送検になっています。発覚したきっかけというのが「増え過ぎたので引き取ってもらえないか」と文化庁に相談したというもの。なんと、1年で28匹から1,000匹以上に増やしてしまったのだとか。
許可なく「ミヤコタナゴ」を譲り受けたことは問題ですが、絶滅危惧種をこれだけ増やせるテクニックというのは、何か活かすことはできないのですかね。なんて思ってしまいますね。
どこかの川に放流してしまうという選択肢もあったのでは、と思うのですが、あえて相談したというのは、やはり「ミヤコタナゴ」をなんとかしたい、という魚好きの気持ちもあったのでしょうか。
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