「発熱」は最初の3分だけ!? 大ブーム“あったか衣料”の真実という記事より。
一つが薄い素材を使いながら、ぴったりと体にフィットさせることで、暖められた空気を保ちやすい構造を持つこと。もう一つが、人体から出る湿気を熱に変えるという「吸湿発熱」という機能だ。
ユニクロの「ヒートテック」でブレイクした「発熱するシャツ」ですが、基本的な機能は、人体から出る湿気を熱に変える「吸湿発熱」という機能だそうです。
具体的な仕組みは、水蒸気が水に変わる時にひんやりする「気化熱」の反対で、水蒸気が水に変わる時に熱を放出する「凝縮熱」というものだそうです。
人体が汗をかくと、それを水に変えて発熱する、というものなのですね。
吸湿発熱素材は、一般的な化学繊維に比べて繊維が細く、表面積を増やしたものと考えればわかりやすい。表面積が増えればより湿気を取り込みやすくなり、熱も出やすいというわけだ。
ただし、着ている間はずっと温かいというものではなく「一定量の水分を取り込んだ後は発熱効果がなくなる」そうです。当然といえば当然ですね。
その効果は、着用後2〜3分で2〜3℃程度上昇するというもので、着た後に温かさを感じたらそこまで、のようです。
着ていると常に発熱し続けるというイメージがあったのですが、そういう素材ではないのですね。もちろん、乾かせば発熱効果は復活します。