ガンビアで「魔女狩り」

ガンビアで「魔女狩り」1000人拘束という記事より。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは20日までに、アフリカ西部のガンビアで国家ぐるみの”魔女狩り”が行われ、警察や軍隊などが約1000人を拘束、迫害していることを明らかにし、ガンビア政府に対し直ちに中止するよう求めた。

このご時世に魔女狩り? とも思ったのですが、なんと大統領の命令で実施されているようです。

大統領のおばが、魔女の呪いで起きたと信じている大統領の命令で実施されていると見られているそうで、魔女とされた人々が武装兵によって連行されているとのこと。

施設では、隣国ギニアから招かれた呪術(じゅじゅつ)師により幻覚作用のある薬物を強制的に飲まされ、大半が重い腎臓病となり、2人が死亡したという。また魔女であることを自白させるために拷問なども行われている。

既に300人以上が連行されたと記事では伝えられていますが、新聞で批判した野党の指導者はスパイ容疑で逮捕されてしまったそうです‥‥。

ガンビア – Wikipediaによれば、1965年に英王を元首とする立憲君主国(英連邦王国)として独立し、1970年共和制に移行したと書かれていました。

ガンビアで魔女狩り…大統領が恐怖の大暴走という記事によれば「エイズの治療法を発見した」などと宣言する、もともとトンデモな大統領だったようです。

拘束後は3~5日で解放されるケースが多いというが、呪術医が薬草で作った得体の知れない液体を飲まされる。「飲むと幻覚を見て、むちゃくちゃに暴れるようになる」(アムネスティ)というから、どっちが魔女だか分からない。