鹿児島“ブログ市長”次の一手は? 夕刊フジが直撃という記事より。
「不人気市議投票」や「市役所全職員の給与公開」を個人ブログなどで仕掛けて物議をかもしている鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(49)が夕刊フジの直撃取材に吠えた。
ネタフルでも阿久根市長がブログで市議の不人気投票を実施中として紹介した鹿児島県阿久根市の竹原信一市長ですが、最近では市職員の給与明細を公開するなどしてさらに話題になっています。
この“ブログ市長”はいったい何を考え、どんな人物なのか? と興味を持っている人も少なくないと思いますが、ZAKZAKが突撃インタビュー記事を掲載していました。
「ホント(のこと)言うとさ、市民の応援とか激励メッセージとかどうでもいいんだよね。自分がオカシイと思ったことを市民に分かってほしいと行動しただけ。なんでこんな騒ぎになるのか、よく分からん」
竹原信一市長は49歳。かなり率直な人物のようです。経歴も異色です。
地元の高校を卒業後、国立大に合格したが入学辞退。航空自衛隊に勤務しながら防衛大に合格した。幹部候補生として5年間勤務した後、帰郷して地元の建設会社に就職。
そして仕事で初めて市役所に行ったところ「仕事せずに態度だけデカい役人ばっかり」で、頭にきて市議になったのだそうです。そうしたら議会はさらにひどく、市長選に出馬したのだとか。
でも、こういう人物を市長に選んでいる訳ですから、市民も市役所、市議会などには不満を持っていた、ということでもあるのでしょうね。
今回の給与公開は、市民の平均年収が200万円以下に対して市職員の半数以上が年収700万円以上と判明したことから敢行したという。市の税収約20億円のうち17億3000万円が人件費という実態も暴露した。
職員はたまったものではないのでしょうが「役人にプライバシーなどありません」と市長。しかし税収のほとんどが人件費というのは確かに‥‥。
「出直し市議選後の不信任決議で失職したら、再び市長選に出て民意を問う」としていますが、はてさてどうなるのでしょうね。
それにしても、宮崎の東国原知事、大阪の橋下知事など、上からの改革というのが進んでいくのでしょうかね。市長や知事は住んでいる人が投票できますもんね。
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年収トップは医師で2586万34円で、2番目は07年度当時の市長で、総額1015万6800円。年収700万円以上の職員が54%も占めている。同市によると、医師は中心部から遠く離れた診療所に配置するため、市が雇っているという。