阿久根市長がブログで市議の不人気投票中!という記事より。
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(49)が、自らのインターネットのブログで「市議会不人気アンケート」として市議15人全員の実名を挙げ、「最も辞めてもらいたい議員は?」との質問を設けてネット投票を呼び掛けていることが14日、分かった。
「阿久根時事報」というのがそのブログで、アンケートの投票に使われているのは「@nifty投票」でした。
ネタフルでも手軽に意見が聞ける「@nifty投票」が面白い!というエントリーを書いているのですが、確かにこのシステムは手軽です。
市長は「どういう結果が出るか興味があり、思い付きでやってみた」と説明。市議側からは「議会制民主主義を無視している。市民から信任を得ている議員に失礼だ」と批判が上がっている。
実際に見てみると、1月12日に市議の不人気投票が記載されています。
「辞めてもらいたい」というのがかなり過激なのですが、いろいろと話題になってしまったお陰で、投票の意味もほとんどなくなってしまったようです。
というのも、結果を見るのには投票しないといけないのですが‥‥
こんな感じで、リストの一番上にいる市議が得票を獲得しています。もしかすると本当に辞めて欲しいと思われているのかもしれませんが、結果を見たい人が一番上をクリックしているとも推測できます。
「全議員辞めてもらいたい」があったら、確かにそれをクリックしそうだなぁ。
ということで、もともと不特定多数を相手にしているのであまり投票自体には意味がないのですが、予想に反して話題になったことで、さらに意味をなさなくなってしまったようです。
が、1月15日に「報道の体質」という日記が更新されてまして、
朝日新聞がネットアンケートの件を取り上げた為に他のテレビ、新聞、共同通信等から取材があった。
ということで、全国的に話題になった、という知名度向上には役立ったようです。
元より1月11日には、
・阿久根市議会の定数(現在16人)を何人にすべきだと思いますか。
・市議会議員報酬を日当制(公務の時だけ支給する)について
・竹原信一阿久根市長を支持しますか。
・阿久根市議会は解散すべきだと思いますか。
という投票もあったりして、市長が議会と戦っているのかな、という雰囲気も伝わってきます。
ちなみに市議の定数は現状の16人のまま、というのがトップでした。
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これについて市長は「前日のブログでは自らへの支持、不支持を問うアンケートもしており、常に市民の声を意識するのは当然。問題なく、削除するつもりはない」と強調している。
これに対し、ある市議は「市長不信任決議案の提出も検討する」と強く反発。一方、京田道弘議長は「コメントに値しない。見る人が判断することだ」と述べた。