「おくりびと」興収 2日間で9500万円超という記事より。
第81回米アカデミー賞で外国語映画賞を受賞した「おくりびと」の興行収入(興収)が、受賞決定の23日と翌24日の2日間で計9500万円を超えたことが25日、松竹のまとめで分かった。
アカデミー賞を受賞したことで「おくりびと」の興行収入が伸びているようです。
受賞決定の23日には約3,400万円、翌日の24日には約6,100万円を記録。2日間の観客数も約84,000人を動員しています。
昨年9月以降の興収の累計は約33億1500万円となった。
ぼくはまだ観ていないですけど、マンガ版を読む限りではそんなに派手な映画ではないのだろうなぁ、と思うのですね。
でも、こういう映画がつくられ、そしてじわじわとヒットしていく土壌というのが、やっぱり日本にはあるのだなぁ、と改めて感じたり。
「おくりびと」については、以下の記事も良いですよ。
▼[連載「おくりびと」の世界(上)]作品が時期を選び、世に出た
「15年前ならもっと奇をてらって、ニュアンスの違うものになった。人生半ば過ぎて、多少なりともそれなりの前後の人生を感じながら、意外と初めて年齢と等身大で演じられた」
▼[連載「おくりびと」の世界(中)]モントリオールグランプリが快進撃呼び水
「満場一致で『おくりびと』に決まりました。珍しいことです。現役のスタッフはプライドがあり、他人の作品をほめることはまれ。同業者も認める作品でした」
▼[連載「おくりびと」の世界(下)]「出発」前向きな英題で海外に大きくアピール
「『戦場―』は戦争の悲惨さ、『クラス』は多民族国家になったフランスで、多人種の生徒に対する教師の戸惑い。そのとき、『おくりびと』の桜のシーンが浮かんだ。(アカデミー会員は)この桜に心が洗われるに違いない、オスカーを取れる、と」