「CrossOver Mac 6.0 β3」リリース -日本語アプリも起動が容易にという記事より。
今回リリースされたベータ第3版は、コードベースがWine 0.9.17に更新。サポートされるWindowsアプリケーションには「Outlook 2003」と「Quicken 2007」が追加されたほか、「FINAL FANTASY XI」の公式ベンチマークソフト「Vana’diel Bench 3」が不完全ながら動作可能になるなど、パブリックベータ公開当初と比較して互換性が向上している。
そして注目はやはり、「日本語など英語以外の言語を使用している場合でも環境変数を変更する必要がなくなった」といところでしょう。何やら日本語での利用が容易になったみたいですよ。
MacでWindowsアプリケーションというと、ParallelsやBoot Campを使用するのが一般的ですが、「CrossOver Mac」という選択肢もあります。
Boot CampがMacとは別にWindowsそのものを起動、ParallelsがMac内に仮想環境を作るのに対して、「CrossOver Mac」ではMac上で直接Windowsアプリケーションの実行を可能にします。
「CrossOver Mac 6.0.0」パブリックベータが公開された2006年9月でした。着実に進化しているようです。
■関連記事
▼Mac上でWindowsアプリを動作させる「Crossover Mac」
これはBoot Camp、Parallels Desktopとも違うアプローチで、Windows OSが必要ない、シームレスにアプリケーションが動作するということを考慮すると、実用的なスピードであれば最も有効な選択肢になるかもしれません。
「Windowsと高い互換性を持つAPIを持つため、WindowsをインストールすることなくWindows用アプリケーションを実行できる」のが特徴です。Boot CampやParallelsのようにWindowsをインストールする必要がありません。