Appleのタイムマシンを体験—「Leopard」インタビューという記事より。
もちろんファイルを常にバックアップしていればいいのですが、世の中には25%ほどの人しかバックアップを取っていないという統計があります。しかもその人たちのほとんどは、大事なフォルダの中身だけをほかのHDDにコピーするといった手作業のバックアップ方法で、きちんと専用ソフトを使って自動的にバックアップを行っている人は、わずか4%にすぎません。
この状態を「運を天にまかせながらPCを使っているようなもの」と称しているのですが、まさにそうですね。いつ何時、ハードディスクがいかれてしまうか分からないのです。
ぼくもあまりバックアップを取らない方で、それはあまりデンジャラスゾーンに突入したことがないからだと思っていたのですが、それは勘違いでした。ありました、デンジャラスゾーン。
その度に、なんとかくぐり抜けてきたので、のど元過ぎれば‥‥という状態になっていますが、それはいかんですね。やっぱりバックアップは大切です。それでMac OS Xでバックアップ「iBackup」ということを始めたのです。
“Leopard”になると「Time Machine」という機能でバックアップできるようになるので、これはこれで待ち遠しいですね。詳しくは記事を読んで頂くとして、
毎晩深夜0時になると、Time Machineがひそかに動作を始めて、HDD上のすべてのファイルのうち前日から更新されたものをチェックし、それを外付けHDDへ自動的にバックアップする—つまり外付けHDDには、内蔵HDDの進化してきた過程がそっくりそのまま1日単位で刻まれているわけです。
もう素晴らし過ぎる!
結果的には外付けハードディスクが必要になりますので、今のうちから一台用意しておいても良いかもしれません。“Leopard”にまるまでは、必要なファイルだけバックアップしておく、と。
すべてのデータ損失がFinderレベルで起きているわけではありません。次は標準のアドレスブックに登録しておいた、Sonyaという友人の住所を、どうやら消してしまったらしいという設定です。
こういうデータまで、手軽に復活できるというのは本当に凄いことだと思います。
そして‥‥
おそらく一般ユーザーにとってはこれが一番大事だと思うのですが、3つめのシナリオはなくしてしまった過去の写真を復活させる、というものです。間違って消してしまった写真も、喧嘩して消してしまった写真も、消去した前の時点まで時を巻き戻せば、ご覧の通り簡単に復元できてしまいます。
そうそう、これこれ!
やっぱりハードディスクが壊れてしまって取り返しがつかないのは、やっぱりこれでしょう!
我が家でもハードディスクを二重にバックアップしていますが、写真データが消えるのは本当に怖いです。PCで閲覧していて印刷していないご家庭もあるでしょうから、このあたりは本当に助かりますね。
後半はバーチャルデスクトップ環境の「Spaces」等に関してのインタビュー記事です。「Time Machine」にしろ「Spaces」にしろ、これまでMac OS Xにはなかった機能なので、非常に参考になります。