Mac Proが発表され、ついにMac Pro、iMac、MacBook Pro、MacBookのマトリクスが完成しました。全ての製品には「Mac」がついたことになります。
PowerBookを使っているのに、それをMacと呼ぶのは微妙に抵抗感があったのも確か。これでJobs氏の一つの狙いが完成でしょうか。
CPUは、デュアルコアのIntel Xeon 5100シリーズ“Woodcrest”が2基搭載されて、クアッド構成になっています。
それにしてもこれだけ短期間でIntel Macへの移行を完了してしまったAppleは凄いですね。1年とかかっていない訳ですからね。
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Xeon 5150(2.66GHz)×2、1GBメモリ(PC2-5300 FB-DIMM)、NVIDIA GeForce 7300 GT(256MB)ビデオ、250GB 7,200rpm SATA HDD、最大16倍速SuperDrive (DVD+R DL/DVD±RW/CD-RW)。
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ケースは従来機とほぼ同じだが、光学ドライブ用スロットが追加され、内部のドライブベイは増え、500Gバイトのハードディスクを4台内蔵できるようになった。これは、必要な冷却装置がG5プロセッサよりも大幅に簡素化されたからだという。
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CPU Testの値は138.28と、MacBook Pro(Core Duo 2.0GHz)の約2倍。コア数はともかくクロック数からいえば、順当な値といえるだろう。一方、Thread Testは532.96と、MacBook Proの2.7倍近い値。Power Mac G5 Dual 2.0GHzと比較して5倍以上
基本仕様では、米国価格が2,499ドル。日本市場では319,800円となる。
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Mac Proでは拡張性が強化されており、デュアルコアXeonを2基搭載して4-wayのクワッドコア動作に対応するほか、8つのメモリスロットで最大16Gバイトのメモリ、4つのHDDドライブベイにより最大2Tバイトまで内蔵可能なストレージベイなどを実装する。
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たとえば10.6型ワイド液晶、Intel Core Solo超低電圧版のMac Book miniのような製品があっても悪くない。ただ、こうしたサブノートMacは、大昔から(筆者の知る限り’80年代から)日本のMacファンが渇望しながら、一度も実現していない製品ジャンルでもある。Appleはあまり興味がないのだろう。