日本国内のスマホPayは最終的には大手に収束するはずで、そこに携帯電話キャリアが深く結びついていくと思っていたのですが、ついに「d払い」のNTTドコモが「LINE Pay」と「メルペイ」の「Mobile Payment Alliance」に参画するようです。これは強力。
「Mobile Payment Alliance(MoPA)」はLINE Pay株式会社と株式会社メルペイが設立したモバイルペイメントにおける加盟店アライアンスで、そこに株式会社NTTドコモが参画します。
今後、各社が提供する「LINE Pay」「メルペイ」「d払い」は1つのQRコードを設置するだけで読み取れるようになります。
さらに、NTTドコモ営業リソースによる加盟店の拡大が期待されます。
携帯電話キャリアとスマホPayは次のように陣営が分かれます。
・ドコモ + LINE Pay + メルペイ
・au + 楽天ペイ
・ソフトバンク + PayPay
個人的には「PayPay」のように携帯電話キャリアによる囲い込みが強まるのは望ましくないので「LINE Pay」や「メルペイ」には期待しています。そこに「d払い」が加わると強力ですね。
過去の調査を見ていると、スマホ決済で強いのは「楽天ペイ」です。大きな還元で挑み続けているのがドコモの「d払い」で、ダークホースとして現れたのが「メルペイ」。JCBのクレジットカードと組み合わせて着実に裾野を広げてきた「LINE Pay」。
他にも大量の“ペイ”が発生していますが、やはり大手携帯電話キャリアを中心として勢力図は描かれていくのでしょうか。