<早食い>肥満の元 遅く食べる人より平均5キロ以上重くという調査結果が。
国立健康・栄養研究所などの研究グループが全国の女子大生を対象に実施した大規模調査で、早食いの人ほど太っている傾向があることが明らかになった。とても速く食べる人は、とても遅く食べる人より平均5キロ以上、体重が重かった。「早食いは肥満の元」という言い伝えが実証される結果となった。
なんと5kgも! 女子大生を対象にした調査なので、これは物凄い差がありますよ。
「とても遅い」「比較的遅い」「普通」「比較的速い」「とても速い」と自己申告して貰った食べる速さの確からしさを確認するために、友人にも評価して貰うという熱の入れよう。9割以上が本人の深刻とほぼ一致したそうです。その上での調査結果です。しかも数年かけて解析しています。
解析の結果、身長と食べる速さとの相関関係がなかった一方、「とても速い」と答えた人の平均体重は55.4キロ、「とても遅い」は49.6キロで、5.8キロの差があった。体重(キロ)を身長(メートル)の2乗で割った体格指数BMIは「とても速い」が22.0、「とても遅い」が19.6で、ゆっくり食べる人ほどやせている傾向があった。
なるほどー。どちらかというと早食いの方だと思うんですが、これは改めた方が良いかもしれませんね。なかなかゆっくり食べるのも難しいものがありますが。
「1日当たりの摂取カロリーは早食いの人ほど多く、摂取カロリー当たりの食物繊維の量は遅食いの人ほど多かった」や「運動習慣やたばこなどの生活習慣と食べる速度との関連はなかった」といった結果も。
同研究所の佐々木敏・栄養所要量企画・運営リーダーは、遅食いの人ほど食物繊維の摂取量が多いことに注目し、「早食いの人たちは、食物繊維の少ない速く食べやすい食事をしているため、満腹感を感じる前に必要以上に食べてしまうのではないか。早食いの人は、自然にゆっくり食べられる食べ物を選ぶよう心がけてほしい」と話している。
満腹感を感じる前に必要以上に食べてしまう、というのはあるかもしれませんね。これからランチはゴムでも食べるかな。