たつをさんが、[を] ノマドの定義がバラバラなので整理してみるという記事を書いています。そうそう、ノマドが賑やかなんだけど「何がノマドなのか」というのが、人によって定義が様々な気がしますね。
ネット界隈の議論を見ているとなんだかノマドの定義がバラバラなので、雇用形態と仕事場の2つの軸で整理してみた。つまり、組織と場所がそれぞれ自由か否かという4パターン。
「ノマド」というのは、そもそも「遊牧民」のことですよね。
なので、あくまでもぼくの印象ですけど、電源の使えるオアシスのようなところ(カフェや喫茶店)を移動しながら仕事をスタイル、がノマドと呼ばれていた気がするのですよ。かつては、ですよ。
で、最近はそこに、仕事(会社?)も自由になり、複数の会社を移動しながら(取引をしながら)仕事をするスタイル、がノマドの意味に加わった気がします(要はフリーランス?)。
ということで、そのあたりの定義がごちゃごちゃになっているので、ノマド論のようなものがとっちらかってしまっていた気がしますね。
たつをさんが整理してくれたので助かりますね。
で、たつをさんが「ノマ度」までまとめてくれています。
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■定義領域をノマ度(ノマドらしさ)順にランキング:
【ノマ度100】厳密なノマド(D)。組織に属さず、場所を選ばず仕事するフリーランス。
【ノマ度70】無所属なノマド(B+D)。組織に属していないことを最優先項目に置いたノマド定義。「大企業なんてクソ」「海外で働こう」などの「新しい働き方」の文脈で使われるかも。
【ノマ度30】カフェ仕事なノマド(B+C+D)。どんな働き方であれ固定された仕事場以外で仕事してればノマドという定義。EvernoteやGoogleカレンダーなどの仕事術的ライフハックの文脈で使われるかも。
【おまけ】なんでもノマド。仕事かどうかに関わらず、カフェでPCを広げればノマドだよね、という雑な定義。電源やテザリングなどのガジェット的ライフハックの文脈で使われるかも。
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これからすると、ぼくは、
・組織からは自由
・仕事場あり
・たまにカフェで作業
という感じなので、B+Dの「ノマ度70」ということになります。
「ノマド」と言うと流行り言葉なので聞こえは良いですが、フリーランスということでしょうね。それはあくまでも手段であり、結果的に「ノマドになっている」と言えるかもしれません。
なので「ノマドになろう!」という掛け声があるならば、それは「フリーランスになろう!」といっているのと同義であり「仕事をやめて自由になろう!」かもしれなく、病気になったらアウトですし、なんの保証もないですし、けっこう大変だなとおじさん思います。
あ、でもノマドには棲みやすい世の中にはなっていると思いますよ。ぼくは2006年からノマド的ライフに突入し、当時からレンタルオフィスにいました。孤独になるかと思いきや、それを救ってくれたのがSkypeのグループチャットでした。
今はツイッター、Facebook、LINEなど、いつでも誰かと繋がったり、共同作業ができるようになっています。そういう意味では、営業せずにネット経由で仕事を受注したり、よりノマドライフは送りやすくなっているんだろうなぁ、とは思います。
何より、フリーランスで独りぼっちで作業していても、誰かと繋がっていられるというのは凄いことですね。これがあるから引きこもらずに済んでいるんだろうなぁ、と思います。
いつか「どうせノマドだからさ‥‥ハハハ」なんて、自嘲気味に使われる日が来てしまうのでしょうかね。
やりたいことをやろうと思ったら結果的にノマドになった、というのだったら良いのでしょうね。手段としてのノマド。
※6年くらいノマドしてみた経験からすると、ぼくは決まった仕事場がないと辛いですね。