自分が欲しいリュックを作りました 〜いしたにさんとスーパーコンシューマーでリュックプロジェクトを始動

2016 06 14 1638

リュックプロジェクトが始動と言いつつ、完成しているのです、実は。なんと3年半もの歳月をかけて。「マニアックな消費者のアイデアをカタチにするプロジェクト」である「スーパーコンシューマー」にて、そのプロジェクトの始動から完成に至るまでの3年半の物語が、連載開始になります。

3年半分ですから、連載が何回続くのか分かりませんが、徐々にその全貌が見えてくると思います。一つ言えるのは「これまで売っていなかったリュックを作った」というこです。

いしたにさんはブロガーという肩書がありつつ、カメラバッグやPCバッグで立て続けにヒットを飛ばす、カバンプロデューサーになってしまいました。

思えば何冊共著したか分かりませんが、TwitterやEvernoteの本を一緒に執筆し、飲んだり食べたり旅に出たり、かなりの時間を一緒に過ごしています。10年以上。だから、いしたにさんは、いつもぼくがリュックで出かけていることは、十分に知っていてくれていたのです。

忘れもしません。富山の環水公園の世界一のスターバックスに立ち寄った帰り道。富山駅に向かう道すがら、いしたにさんからiPhoneにメッセージが届いたことを。「リュック、やりませんか」

やります、やります、もちろんやりますとも。

リュックが好きなので、かなりの数のリュックを使いましたが(大人になってからもリュック)、自分が理想とするリュックに出会うことはできなかったのです。自分が使いたいリュックを作りたい。自分にとって便利なリュックを作りたい。またとないチャンスに飛びつきました。

あれから3年半。

簡単にできるとは思いませんでしたが、しかし3年半もかかるとも思っていませんでした。プロジェクトが中断したり、休止したわけではないのです。ずっと動いていました。ずっとテストしていました。ずっと使い込んでいました。

3年半という時間をかけて、ようやく理想のリュックに熟成しました。自分が常に使いたい、背負って歩きたいと思えるリュックが完成しました。

いくつかポイントを書いておくと、ぼくのライフスタイルはこうです。

・両手が空くのでリュックが好き

・取材で荷物が増えると思うとスペースのあるリュックが好きな心配性

・1〜2泊くらいの旅もリュックでいきたい

・リュックならおみやげが増えても大丈夫だ

・取材ではカメラも使うからカメラを取り出しやすくしたい

まだ詳細は明かせませんが、自分で試していてリュックという存在に対して「なるほどな」と納得することもたびたびありました。だから、3年半前の基本的なコンセプトはそのままですが、形状は大きく変化を遂げました。我ながらびっくりです。

「スーパーコンシューマー」の面々と繰り返したミーティングは数えるのが面倒になるくらいです。春夏秋冬、3度も過ごしました。いしたにさんとはお互いに納得のいくものができるまで、議論しました。ぼくだけのアイデアだけではなく「スーパーコンシューマー」のエッセンス、いしたにさんのアイデアも組み合わさった、ハイブリッドで唯一無二のリュックに仕上がりました。YABAI !!

だから、ある意味では尖ったリュックです。「これまで売っていなかったリュックを作った」というのは、そういうことです。

みなさんの前に、お披露目できるその時がいまから楽しみです。「スーパーコンシューマー」の更新をお楽しみに!

いしたにさんのスーパーコンシューマー完全新作・コグレさんとの理想のリュックプロジェクト始まりました:[mi]みたいもん!もどうぞ。