ジャンボ?いやいや。特大?いやいや。「超特大ジャンボシュー」に挑戦してあっさり撃沈した話 | 「白土屋」いわき市好間のジャンボメニュー

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2014年秋は、福島県いわき市で講演の仕事があり、何度となくスーパーひたちに乗って訪れていました。せっかくだから美味いものを食べようと、毎回、市内のあちこちの店を食べ歩いていたのですが、そんな中でオススメ頂いた‥‥いやいや、挑戦状を叩きつけられたのが、いわき市好間のジャンボメニューでした。

「超特大ジャンボシュー」だって? シュークリームは飲み物ですよ!!

福島県いわき市好間は“ジャンボメニュー”の街

もともと福島県いわき市は、1966年の市町村合併によって14市町村の合併により誕生した市です。好間はそれ以前は好間村でした。そんな、いわき市好間はジャンボメニューで町おこしを行なっていたのです。

コチラに好間のジャンボメニューの一覧がありますが、シュークリーム、メンチカツ、イカ天、天丼、パフェ、ロースカツなど、種類は様々です。元々は今回、訪問した「白土屋」の「超特大ジャンボシュー」が話題となったことがきっかけで、ジャンボメニューが開発されていったと伺いました。

ということで、元祖ジャンボメニュー、それが「超特大ジャンボシュー」ということになります。

「白土屋」で「超特大ジャンボシュー」を食べた!

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街道を走り、青いビルが見えたら「白土屋」です。正しい店名は「土」に点がついていますが、PCでは表記できませんのでご容赦を。

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「白土屋」は昔ながらの街の洋菓子屋さんといった佇まいですが、大繁盛店のようです。というのも‥‥

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この駐車場の広さ、ですよ。いくらクルマが移動の中心となるクルマ社会とはいえ、こんなに駐車場が!?

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隣も「白土屋」の駐車場ですから。最大で20台以上は停められるであろう駐車場が埋まることも、きっとあるのでしょう。恐るべし「白土屋」。

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店内に入ると、洋菓子も普通に販売されているのですが、とにかくシュークリームのインパクトが凄いです。シュークリームの物量に度肝を抜かれます。

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陳列ケースの大部分を、シュークリームが占めている訳です。一番小さいシュークリームが「ジャンボシュー」です。小さいのにジャンボ。しかも、この時点で既に普通のシュークリームの倍くらいはあるような‥‥。

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その上が「中ジャンボシュー」。ジャンボなのに中。

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さらに「特大ジャンボシュー」があります。しかし、これで終わりではありません。

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「超特大ジャンボシュー」が控えていた!!!

完全にホールケーキのような存在感で、シュークリームが鎮座ましましておりまして、圧倒的なシュークリーム、キングオブ・シュークリームと言っても過言ではないかと思います。とにかく大きい。

今回は特別に、店の奥で試食させて頂きました(普段はあまり取材などは受けてらっしゃらないようです)。

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出た。

まるで雪山。標高の高さからして、エベレストですよ。シュークリーム界のエベレスト。うっかり登ると遭難しかねません。

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上から臨むと火口がありました。こちらからの景色は、差し詰め富士山といったところでしょうか。雪が積もっていて美しい冬景色です。

この山、いったいどのくらい高いのか?

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iPhoneより標高が高い。

この山、どのくらい広いのか?

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少なく見積もっても、iPhoneの10倍の面積がありそうです。

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顔と比較してもこのサイズ。まるで岩石のようなシュークリームです。

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慣れないと切るのも一苦労なのですが、お店のお母さんが上手に切って下さいました。見てください、この断面。厚すぎる。というか、生クリームの量が半端ない!

「シュークリームは飲み物ですよ!!」と言ったのは、中身がカスタードクリームで、それをチュルチュルと吸うイメージだったのですが、大誤算でした。大見得を切ってしまった手前、なんとか食べ切りたいと思ったのですが‥‥無理でした!!

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一緒に行った @yanojapan にもご協力頂きましたが‥‥

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半分を食べてギブアップ。悔しいけど、生クリームたっぷりはお腹にたまりまくりました。ちなみに、重量は約1.2kgです(残りはお土産に頂きました)。

さて、肝心の味ですが、大きいからといって味が大ぶりな訳ではありません。しっかりと、最初から最後まで絶妙な甘さの生クリームとコクのあるカスタードクリーム、そしてサクサクの皮が続き、美味しく頂けます。シュークリームとして絶品です。

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「超特大ジャンボシュー」を食べながら、お母さんからその誕生秘話を伺いました。なんでもシュークリームが大好きな彼女のために、大きく作ってくれないか、というリクエストが最初だったのだそうです。バースデーケーキの代わりだったのでしょうね(純な男の思いが、今でもこんな形で残っているなんて!)。

せっかくなので店に飾っておいたところ、お客さんから聞かれるようになり、クチコミで広まっていったのだとか。最初は売り物ではなく、募金という形を取っていたそうで、売るつもりもなかったものの、名物となっていったそうです。

サイズと美味さから、1,836円は超安く感じました。家族4人で食べても食べきれないほどだと思いますし、お土産に購入してもインパクトがあって美味しくて喜ばれると思います。ただし、通販はなく事前の予約が必要ですので、食べたくなった方は福島県いわき市に行って食べて下さいね!

ごちそうさま!!!!!

白土屋(福島県いわき市好間)

好間町商工会 -ジャンボメニュー店紹介- 白土屋菓子店

住所:福島県いわき市好間町上好間字南町田36-1