2019年にAppleがリリースを予定しているiPhoneのうち、最も大きなモデルとされる「iPhone 11 Max」には、トリプルレンズカメラになると予想されていますが、これはファーウェイの「P20 Pro」から18ヶ月も遅れているそうです。
新iPhoneはトリプルカメラ、ファーウェイに「18カ月遅れ」で発表へという記事になっています。
9月に発売されるiPhone 11 Maxと暫定的に呼ばれている端末が、トリプルレンズ仕様になるとしたら、このモデルはアップル初の3カメラ仕様のiPhoneということになる。ファーウェイは2018年3月にスマホ史上初のトリプルカメラ端末「P20 Pro」を発表したが、アップルは18カ月も遅れて、同じテクノロジーを市場に送り出すことになる。
かつてはiPhoneで時代をリードしていたAppleですが、最近は繰り出す手が後手後手に回ってしまっている印象もあります。
「iPhone XS/XS Max」も「iPhone XR」も、一般のユーザーにピンとくるような新技術というのは提供できていないですよね。振り返ってみると「iPhone X」がピーク‥‥だった?
記事では「一歩遅れたテクノロジーを搭載し、びっくりするような価格で販売しようとしている」と辛辣なコメント付きですが、こういう状況はもちろんAppleも理解しているようで。
Apple、軸足をiPhoneからサービス事業へ〜役員含む大規模人事異動もという記事も出てきています。
Appleは自動運転プロジェクトの人員を200人減らし、その多くをエディ・キュー上級副社長率いるインターネットソフトウェア&サービス事業、特に近く発表するとされる動画配信事業に振り分けたとも伝えられています。
もちろん、すぐにiPhoneの重要性が下がるわけではないのですが、将来を見据えるとiPhone以外の軸足が大事になるという判断ではあるのでしょう。
30年弱くらいAppleをウォッチしていると「ああ、また試練の時がやってくるのか‥‥」と、冬の入口を感じずにはいられないのですが、前回の冬の出口と違うのはスティーブ・ジョブズがもういないということですね。