新しいiPhoneが発表され、auが取り組んでいる800MHzのLTEに対応し、KDDI田中社長は「これはもう大逆転ですよ。ええ、勝ったと思います」とソフトバンクに勝利宣言していました。
iPhone5s・5c 800MHz対応で笑いが止まらぬKDDI社長「見た目は同じ、中身が違う」という記事になっていました。
田中 昨年(2012年7月)LTEの800MHzが使えるようになるより以前、もう2年も前から取り組んできましたから。正直、iPhone5がプラチナバンド(800MHz)非対応だったので、2.1GHzだけだとソフトバンクさんに少し分があるのは否めない。しかし800MHz対応となれば、これはもう大逆転ですよ。ええ、勝ったと思います。
auは800MHzのLTEのエリアを広げており、田中社長によると「すでに97パーセント、年末までに99パーセントをカバーしますからダントツ」なのだそうです。
田中社長がパケ詰まりがなくなった宣言をしたものの、依然としてパケ詰まりはあるというツイートも多く見かけましたが、こうした問題も解消していくでしょうか。
使えるLTE周波数帯は、Apple、「iPhone 5s」「iPhone 5c」日本向けモデルを公表という記事でまとめられています。それによると、次のようになっています。
NTTドコモでは、2.1GHz(バンド1)と800MHz(バンド19)を、KDDIは、2.1GHz(バンド1)と800MHz(バンド18)、そして、ソフトバンクモバイルでは、2.1GHz(バンド1)と900MHz(バンド8)、イー・アクセス割り当ての1.8GHz(1.7GHz)(バンド3)をそれぞれ利用することになる。
ただし、ソフトバンクの900MHzのLTEが利用できるようになるのは、2014年夏以降だそうで、部屋の奥まで電波が届くような、800MHz、900MHzでのLTEはau、ドコモが有利ということになります。
確かに、LTEで繋がっている方がバッテリの持ちも良い気がするので、どんどん広がって欲しいところです。
個人的な話ですが、まだ900MHzのLTEが開始していないソフトバンクですが、かなりのスピードでエリアが広がってますし、よほど人が少ないようなところに行かない限りは、普通に観光地でもLTEで使えている印象です。
こうして横並びになると、各社がどのようにアピールするのか楽しみです。孫社長のTwitterも静かですが、何かやってくれるのでは、とソフトバンクユーザとしては期待しています。
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