日本通信「iPhone 4」でドコモ回線を利用できる専用SIM発売へ

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通信ベンチャーの日本通信が、SIMロックフリーの「iPhone 4」に、ドコモ回線を利用することができる専用SIMカードを発売することを発表しました。優先予約のメール登録の受付を開始しています。

iPhone4、ドコモ回線で使用可能に 日本通信が専用SIMカード発売によれば、

日本通信はドコモから回線を借りて独自のサービスを行うMVNO(仮想移動体通信事業者)。日本通信は月内にもドコモ回線に対応した契約者情報を記録したICカード「SIMカード」を、SIMロックを解除したアイフォーン4向けに発売するとみられる。

ということです。

SIMロックフリーの「iPhone 4」が手に入らないとどうしようもない訳ですが、これについては「独立系の携帯電話販売店や輸入会社に呼びかけて「SIMロック」フリーのiPhone 4の本格的な輸入を促し」ているということです。

SIMロックフリーの「iPhone 4」は、果たしていくらになるのでしょうか。コチラによれば、

一番安いのは香港で €496、€585(それぞれ約5万6千円、約6万6千円)。逆に一番高いのはイタリアで €659、€779(それぞれ約7万5千円、約8万8千円)

と伝えられています。日本で購入するには、少なくともそれ以上の価格にはなるでしょうか。

ただしSIMロックフリーの「iPhone 4」で、日本通信のSIMカードを利用するにあたり、いくつかの注意点があります。日本通信「micro SIM発売」で理解しておくべきことにあります。

データ通信の速度について、です。

現在b-mobile SIM U300向けに提供されているデータ通信速度は、上り/下りともベストエフォートの300kbps超。一部報道では通信速度を上げる可能性にも言及しているが、それでもいきなりHSDPAの下り7.2Mbpsなどに対応することはないだろう。

予定されている料金プランからも「大幅なスピードアップが行われるわけではないと思われる」と。

また、メールアドレスについても。

また当たり前のことだが、ドコモのネットワークが利用できるとはいえ、日本通信のmicro SIMではキャリアメールは利用できない。ソフトバンクモバイルのiPhone 4で利用できる「@softbank.ne.jp」のメールアドレスが利用できないのはもちろんだが、「@docomo.ne.jp」も利用できない。

メールはGmailなどのPC向けメールを使うことになりますが、そうなるとPCメールを着信拒否している人には送信することができなくなります。

通話も可能のようですが、現時点の印象としてはメインの携帯電話があって、どうしてもドコモネットワークでiPhoneを利用したい場合の2台目という感じでしょうか。

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