実はネットブックだった『iPhone』?――平均以下所得層の購入が急増という記事より。
だが、状況は急速に変わってきているようだ。米comScore社が10月27日(米国時間)に発表した調査結果によれば、iPhoneを購入する人が最も急速に増えているのは比較的低所得の層だという。
「iPhone」を購入する人はどんな人たちなのか? という、なかなか興味深い調査結果が発表されています。
これによれば、
・所有者の43%は年収10万ドル以上
ということなのですが、2008年の夏に最も増加したのは、収入が平均より低い世帯だったということです。
具体的には、年収2万5000ドルから5万ドルの世帯で、6月から8月のiPhone所有者数が48%増加したのだ
年収10万ドル以上の人たちの3倍、全体の2倍というペースで増えたそうです。
「iPhone」というと月額料金がそれなりにかかるのですが、増えた理由は「複数のデジタル機器やサービスを使う代わりに1つのデバイスを使えば節約できる」というものなのだとか。
ウェブを見たり、電話をかけたり、音楽を聴いたり、といったことが「iPhone」1台で賄えることで、節約になるという理由だそうです。
その結果iPhoneは、贅沢品から、コミュニケーションとエンターテインメントのための実用的なツールへと変わってきている
なるほど。ゲーマーには物足りないかもしれませんが、それなりに面白い/遊べるゲームも次々にリリースされていますし、さまざまな需要を満たすようになりつつあるのかもしれません。
ウェブブラウズやメール、音楽を聴いたりちょっとゲームをするという絞られた機能で十分とする、いわゆるネットブック的なポジションにも「iPhone」が収まりつつあるみたいです。
ぼく自身も「iPhone」でかなりまかなえてしまう場合が多いので、外出時にも「MacBook Air」も持っていくこと開くことはない、というシーンが増えつつあります。
そういえば、つんどら会長もアメリカに「iPhone」オンリーで上陸したりしてました。
こうした層で購入拡大に直接つながったのは、iPhoneの本体価格が200ドルを切ったことだとみられる。
アメリカでは99ドル「iPhone」が発売されるのでは、という見方もあるのですが、本体価格が下がればさらに加速がつきそうですね。
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