「iPhone」が3Gではない理由

ジョブズが自ら解き明かすiPhoneの謎——「3Gでない理由」「iPhoneでiTunes Store」という記事より。

スティーブ、初代iPhoneで現世代の3Gチップを搭載するとバッテリーを大量に消費してしまうとあなたが懸念していて、契約を結んだ時点でAT&Tの3Gネットワークがカバーする地域に不満があったという情報を読んだ。

「iPhone」の発売前に、ウォール・ストリート・ジャーナルに掲載されていた、Appleのスティーブ・ジョブズCEOとAT&Tのランドール・スティーブンソンCEO兼会長のインタビュー記事です。

うーむ、面白いですね。

・ユーザーインタフェースにおいてこの23年間で最大のブレイクスルー
・1月にiPhoneを発表したがiPodビジネスは非常に健全に推移している

そして気になるのはやはり、なぜ3Gに対応しなかったのか? という点です。

・EDGEはメール用には素晴らしい
・地図をはじめとするさまざまな用途でもうまくいっている
・期待していたような低消費電力ではなかった

しかし、

「もっと速ければなあ」と思うのはWebブラウザだ。

ということですね。そこで出てくるのがWiFi対応。

恐らく本人的には不本意なスピードなのでしょうが、エリアなどもろもろを考慮して今回の判断になっているのでしょう。

とはいえ、現時点でも300Kbps以上は出ているということで、エリアが広いという利点に加えてそれなりに使えるのではないでしょうか。

iPhoneは、アクセス可能なWi-Fiネットワークを見つけたら自動的にスイッチするように作ってある。

これも非常に嬉しい機能です。

「VoIPはおもしろい技術だが、われわれにとっては大きなブレイクスルーだとは思えない」とも語っていますね。ふむふむ。

・最初にAT&Tと話をしたのは2年半前
・最初はMVNOを考えていた
・しかしエネルギーの大きな無駄遣いだと気付いた

なかなか興味深いので、まだ読んでいない方はコチラで。